バレンティーノ・ロッシ、ハミルトンとのマシン交換に向け調整中「F1マシンを走らせるのはすごいこと」

2019年10月23日(水)13時54分 AUTOSPORT web

 MotoGPに参戦しているバレンティーノ・ロッシは、メルセデスのルイス・ハミルトンとお互いのマシンを交換する機会の実現に向けて、準備を進めていると語った。


 計画では、ロッシとハミルトンがそれぞれ自分のマシンを同じ日に同じコースに持ち込んで交換するという。MotoGPクラスで7度のタイトルを獲得したロッシがメルセデスのF1マシンに乗り、5度のF1チャンピオンであるハミルトンはロッシのバイクを走らせることを想定している。


 ロッシは、過去に数回フェラーリのマシンを走らせた経験を持っており、そこでは競争力のあるタイムも叩き出している。


 大型バイクへの憧れを隠さないハミルトンも、2018年にスペインのへレスでスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するパタ・ヤマハ・ワールドSBKチームのバイクに乗り、やはり興味深い好タイムを記録した。


 しかしハミルトンは、2019年のMotoGP開幕戦カタールGPでパドックを訪れた際に2輪への転向について問われると、自分が能力を発揮できるピークは過ぎていると認めていた。


「僕は昔からずっとバイクが大好きなんだ」とハミルトンは語った。


「だけどMotoGPを走るにはもう年を取り過ぎている。若い(マルク・)マルケスのように転倒に耐える力はないよ!」


 一方ロッシは、第16戦日本GPが行われたツインリンクもてぎで、お互いのマシンを交換する機会の実現に向けた水面下での作業を続けていると話した。


「僕たちがこの話をしてからかなり時間が経った。素晴らしい機会になるだろうね」


「彼が僕のYZR-M1に試乗し、僕が彼のメルセデスに試乗する、そんな日を作ろうと関係者が調整を試みているんだ。実現させたいと願っているよ。F1のマシンを走らせるのは、いつだってすごいことだからね」


 注目されるこのチャンスは、ロッシとハミルトンの共通のスポンサーであるモンスターエナジーにとっても願ってもないイベントとなるだろう。


 しかしF1とMotoGPのシーズン終了後、どこで両者のマシンを交換するチャンスが実現するのかについてはまだ決まっていない。今のところ、F1最終戦アブダビGPが行われるヤス・マリーナ・サーキットがもっとも実現可能性の高い候補地とされている。

バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)


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