松田宣浩氏の「日本一」予想はオリックス!「強いて言えば」と前置きして語った阪神との”差”とは

2023年10月27日(金)11時30分 ココカラネクスト

松田氏は実力拮抗の両者の対決を最終戦までもつれると見通した(C)CoCoKARAnext

 阪神、オリックスによる、プロ野球ファン待望の関西チーム同士の日本シリーズ開幕が目前だ。

 長いプロ野球の歴史の中でも、この両チームの日本シリーズでの対戦は今回が初めて。球界屈指の人気球団である阪神と、リーグ3連覇を果たしたオリックスがどんな戦いを繰り広げるか、2023年を締め括る「頂上決戦」への関心は尽きない。

 それぞれのリーグ王者であり、ペナントレースで圧倒的なチーム力を示してきた両チームの監督がどんな采配をみせるのか、さらにシリーズでの勝負の分かれ目がどこになるのか。ソフトバンク、巨人で18年間の現役生活を送り、今季限りでユニフォームを脱いだ松田宣浩氏に聞いた。

 松田氏は、それぞれのチームが日本シリーズでもこれまで通りの戦いに徹すると述べ、その上で阪神の岡田彰布監督は「シーズン同様、ほぼ固定のメンバーで臨むでしょう」と見通している。さらに「僕のホークス在籍時でも、選手を固定できていた時のチームがやっぱり強かったんですよ」と自身の経験を振り返りながら、「阪神打線では1番から5番まで若い選手が揃っています。短期決戦の連戦であれば体力もきつくないと思うので、岡田監督はシリーズでもこれまで通りのメンバーを変えないと思います」と語った。

 また、オリックスの中嶋聡監督についても「シーズン中通り」であるとして、こちらは細かくオーダーを変えながらの戦いと予想。松田氏は「オリックスは(シーズン中)ゴンザレス選手やセデーニョ選手もメンバーから外れたり、森選手もライトを守ったりなど、打順、ポジションの変更をしてきています」と指摘。シリーズでも「相手投手やその時の状況などに合わせて、試合毎に選手を変えてくるのでは」との見解を示している。

「メンバー構成に関しては対照的な監督同士によるシリーズとなりますね」と今回の戦いの印象をそう語っている松田氏。加えて「セの1位とパの1位、それもシーズンを独走で優勝を飾った両チームの対戦です。ペナントレースの1位同士のぶつかり合いとなり、ファンにとってもこんなに楽しいことは無いです」と好ゲームへの期待の言葉も発している。

 最後に、勝敗予想について聞いてみると「4勝3敗でオリックス」と述べている。「1位同士の対決ですので、4勝0敗や4勝1敗という勝敗数にはならないと思います。簡単に決まるようなシリーズではなく、最終戦までもつれる可能性は高いでしょう」と展開を分析。

 オリックス優位の理由としては「強いて言えば」と前置きをしながら、「本拠地で初戦を戦うことができる。(先発予想の)山本由伸選手がもっとも力を発揮できる状況で最初のゲームを迎えられるため」と説明している。加えて「いずれにしても、勝ち負けを繰り返して最終戦まで進んでいくと思います。非常に盛り上がる関西球団同士のシリーズになるのではないでしょうか」と展望した。

 松田氏が強調していた通り、最後まで両者譲らず、僅差での決着となることが予想される。ファンを熱狂させてきた両球団による2023年の日本シリーズは、はやくも名勝負の予感に包まれている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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