バースレーシングプロジェクトがメルセデスAMG GT4を国内初導入。スーパー耐久などに投入へ

2018年11月1日(木)17時43分 AUTOSPORT web

 ピレリ・スーパー耐久シリーズに参戦しているバースレーシングプロジェクト(BRP)は11月1日、2019年の国内レースなどにメルセデスAMGが開発したFIA-GT4カー『メルセデスAMG GT4』を投入すると発表した。


 2017年シーズンからアウディのTCRマシンであるアウディRS3 LMSでスーパー耐久のST-TCRクラスに参戦しているBRPは、過去にST-5クラスで4年連続チャンピオンを獲得している強豪チームだ。


 そんなチームは、ヨーロッパを中心に人気が高まっていることから、近くGT3に代わるグローバルカテゴリーに成長するとの声も挙がるGT4マシンの導入を早くから検討。2019年シーズンに向けて複数のコンストラクターと交渉を進めていたという。


 そのなかで、BRPはかつて国内レースにメルセデスSLS AMG GT3を投入していたことを加味し、夏前からメルセデスAMGおよびHWAと車両デリバリーに向けたミーティングを重ねた上で契約を締結。国内初導入となるメルセデスAMG GT4は近日中にドイツから日本に輸送され、シェイクダウンテストが実施される予定だ。


 また、同マシンの投入カテゴリーについては、スーパー耐久、CARGUYスーパーカーレース、ブランパンGTワールドチャレンジ・アジアの3レースが予定されており、今後ドライバーラインアップを含めて調整していくという。


 バースレーシングプロジェクトの奥村浩一代表は「この度、2017年のTCR国内初導入に続き、2019年はFIA-GT4の導入を進めることとなりました。BRPは新しいカテゴリーにチャレンジし続けて、チームに経験と実績の蓄積を進めていき、日本のモータースポーツ発展に寄与できるように、チャレンジ精神を常に抱きながらレース活動を進めて参ります」とコメントしている。


 2017年7月に初公開された後、初の公式戦となったVLNニュルブルクリンク耐久シリーズでクラスデビューウインを飾るなど、完成度の高さをうかがわせるメルセデスAMG GT4。アウディ、BMW、アストンマーチンが相次いでGT4に新型マシンを投入するなかで日本初導入となる“黒船”は2019年注目の一台となることだろう。

メルセデスAMG GT4のコクピット
AMG製4.0リッターV8ターボエンジンは最大510馬力を発揮する
バースレーシングプロジェクトの奥村浩一代表(中央)


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