「色々大変だろうけど、頑張ってと言われました、笑」巨人阿波野チーフ投手コーチが就任のいきさつと、投手陣再建ポイントを語る

2022年11月10日(木)12時51分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人の投手チーフコーチに阿波野秀幸氏が就任することが決まった。阿波野投手チーフコーチは現役時代近鉄にドラフト1位で入団し新人王を獲得、巨人や横浜でも活躍した。引退後は巨人、横浜、中日で投手コーチとして様々な投手の育成において手腕を発揮してきた。

 そんな阿波野投手チーフコーチと、現役時代に横浜ベイスターズなどで活躍し、引退後もアテネオリンピック日本代表や、横浜でコーチを歴任してきた野球解説者の高木豊氏が、自身のYouTubeチャンネルで語り合った。

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 今季の巨人はBクラスに沈み、防御率は3・69とリーグワーストを記録、救援防御率も3・78でこちらもリーグワーストとなってしまった。大勢という絶対的な守護神へどう繋いでいくのか、という救援陣の再建がV奪回の鍵となることは間違いなさそうだ。

 そんな中、阿波野投手チーフコーチが最重要ポジションに就任した経緯を語った。原監督から力を貸してほしいとメッセージをもらったとしながらも、即答はしなかった。そんな当時の心境について、「周りの人の考えや、今のチームの状況を考えた。中日で投手コーチをやってから1年空いたので、解説とかやってましたので状況は分かっていました」「1番の決め手は、やりがいですね。球団の代表補佐とも話した時に、『若い芽が出てきている。今後のことを考えて投手の強いチームを作りたい』と声をかけてもらったので」と、慎重に考えを出したと振り返りながらも、若手の多いチーム状態と投手育成において高く評価してもらったことが、引き受けた決め手だったと明かした。

 さらに、巨人投手陣の再建のポイントを、2021年まで務めた中日のコーチ時代を振り返りながら、「(中日時代は)大野、柳、小笠原などのドラフト1位の選手があまり活躍できていなかった。中日は独特なチームで、大学の部活のような上下関係がある」と語り、チーム独特の特徴について理解しながら、人間関係などの感情的な部分でのわだかまりなどを解いてあげるという精神的な面からのアプローチも欠かせないと考えを示した。

 阿波野投手チーフコーチの目指す、投手陣のあり方について、「球場のファンも(ブルペンの投手陣を見て)今日は勝てるかもしれないという安心感を与えられる投手陣を作らなければいけない」と、力を込めた。V奪還へどんな勝利の方程式を作り上げていくのか期待が高まっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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