FA行使で大争奪戦が予想される近藤健介 「移籍したほうがいい」と球界OBが語る理由
2022年11月13日(日)16時50分 ココカラネクスト
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現役時代は外野手として2009年にパ・リーグ首位打者に輝くなど巧打者として活躍し、2020、21年には東北楽天ゴールデンイーグルスで打撃コーチも務めた鉄平氏が、日本ハム・近藤健介外野手のFAについて語った。
近藤は今月8日にFA権を行使することを表明。日本ハムが残留に全力を注ぐ一方で、ソフトバンクや西武、オリックスが獲得に名乗りを挙げている。
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鉄平氏は近藤のFA権行使について、「個人的には(行使を)するかなとは思っていました。侍ジャパンに今も選出されているような選手なので、欲しいという球団は多いでしょうし。その中で自分が一番いいと思う道を選んでほしいですね」と、予想通りだったことを明かした。
様々な球団が手を挙げることが予想されるが、「近藤選手の魅力は選球眼とミート力ですよね。左打ちの外野手は他球団にもいますが、近藤選手レベルになってくると全球団が欲しいと思うんじゃないですか。特に打撃が苦しんだチームですかね」と話し、具体的な球団では「パ・リーグだったらロッテ、西武がいいですね。セ・リーグは、打撃力のあるヤクルト、ベテランの多い巨人以外だったら、どの球団も獲りにいった方がいいと思いますよ。近藤選手は守備、走塁もいいですし、セ・リーグでも十分フィットすると思います」と、近藤を獲得するべき球団を”推薦”した。
来季新球場に移転する日本ハムに残留する可能性も残されるが、「ファイターズに愛着があって、居心地がいいと思えば残留でしょうし、そこは本人が考えることですよね」と語った上で、「個人的には近藤選手は(日本ハムから)出たほうがいいと思います。色んな球団で様々な野球を経験することで、プロ野球選手として深みが出るといったメリットを後々感じることができると思うからです」と、自らも移籍を経験している鉄平氏の考えを話した。
鉄平氏は、「一時は4割を打ちそうな時期もありましたし、もっと高みを目指して頑張ってほしいですね。移籍を機に打撃がもっと良くなる可能性も十分にありますから」と、近藤の今後に期待した。
球界を代表するヒットメーカーはどういった決断を下すのか。最後まで目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]