侍の23歳開幕投手が“初の国際試合”で反省「試合を作れたことは良かったですけど」6回途中2失点と好投も
2024年11月13日(水)22時27分 ココカラネクスト

先発の井上は6回途中2失点と好投した(C)TsutomuBEPPU/CoCoKARAnext
侍ジャパンは11月13日、バンテリンドームナゴヤでプレミア12の初戦を迎え、オーストラリア代表と対戦。9−3で勝利した。
日本は初回、打線が先発の井上温大を援護。先頭の桑原将志が四球で出塁すると、小園海斗の中前打で無死一・三塁の好機をつくると、辰己涼介が左翼へ犠飛を放って1点を先制した。辰己は「独特の国際大会の雰囲気で、先制点が取れて良かったです」とコメントした。
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2回は一死満塁から小園が左腕タウンゼントの緩い変化球に何とか食らいつき一ゴロに。その間に三塁走者が本塁に生還して2点目を入れた。
井上は初回にいきなりバザナに中前へ運ばれて二盗を許したが、4番のウィングローブから147キロのツーシームで空振り三振を奪うなど、後続を打ち取って立ち上がりを無得点で終えた。
2回、3回と三者凡退に切って取り、4回は先頭のホワイトフィールドにセーフティーバントを決められたが、ウィングローブをスライダーで空振り三振、さらに一塁走者を牽制で誘い出してアウトにするなど冷静にこの場面を切り抜けた井上。
5回も二死から安打を許したが、パーキンスを右飛に抑えて5回を失点0で投げ抜いた。しかし、このままでは終わらなかった。6回、先頭のボヤルスキーに一発を浴びてこの日初めて失点を許すと、続くバザナに右前打を浴びたところでマウンドを降りた。
23歳の井上は初めての国際舞台で6回途中2失点。開幕投手としてしっかりと責任を果たしたが、「初めての国際大会で試合を作れたことは良かったですけど、6回の不用意な一球と、最後にランナーを残してマウンドを降りてしまったのは反省点です」とコメント。
2番手の横山陸人はウィングローブにバックスクリーンへ2ランを浴びてスタンドは騒然。5−3とオーストラリアが反撃を見せて2点差に詰め寄られると、日本は7回一死三塁から牧秀悟が中前へ運ぶ適時打で6−3と再び突き放し、8回は森下翔太、栗原陵矢の連続適時打で9−3とリードを大きく広げた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]