観戦だけじゃない!サッカー好き女子の一人旅【東京編】
2024年11月20日(水)14時0分 FOOTBALL TRIBE
たまの休日にフラっと一人旅がしたくなった時、せっかくなら大好きなサッカーを感じられる場所を訪ねたいと思う。もちろん応援しているサッカーチームの試合があれば言う事なしだが、国内外リーグのオフシーズンも相まって、そう上手くはいかないのが常だ。また、日本ではいまだに男性のイメージが強いスポーツであるため、女性が一人でサッカー関連施設を訪ねる場合、抵抗感が全くないとは言い切れない。実際に女性の友人たちから「サッカーは好きだけど(サッカー関連の)場所は怖いイメージ」「グッズを買いに行きたいけど、男性が多くて(自分が)浮いてしまう」などの声を度々耳にする。
そこでこの記事では、東京都内にあるサッカー関連施設を巡り、女性でも安心・安全に楽しめる納得の施設を厳選。たとえお目当てのスタジアム観戦とタイミングが合わなくても、フラッと気軽に行けて心も胃袋も満足できるスポットを紹介していく。
のんびり下町で勝利祈願とショッピング
香取神社(江東区)〜サッカーショップfcFA(墨田区)
下町の情緒豊かな街並みが広がる江東区の亀戸に、スポーツ振興の神様を祀る神社『香取神社』がある。最寄駅のJR総武線「亀戸駅」北口を出て、東京スカイツリーの袂を流れる北十間川に向かい亀戸十三間通商店街沿いをのんびり進むと、約10分で到着。「スポーツの神」の文字が揺れるのぼりを横目に境内に入ると、そこには大都会とは思えないほど静かな空間が!
665年創立の同神社は、天慶の頃、平将門が戦を起こした際に追討を担った俵藤太秀郷が勝利を祈願。その後に混乱が落ち着いたことから、歴代の天皇を含め源頼朝や徳川家康など武将たちから崇敬され、現代でも「勝利に御利益がある」と言い伝えられている。そのため多くのアスリートが大事な一戦で白星を挙げられるようにと祈願に訪れているそうだ。 ここで自分が好きなサッカーチームまたは選手について勝利祈願をしたら、境内にある勝運と幸運が上昇するという「勝石」に触れてパワーをいただこう!
次に向かったのは香取神社から徒歩約10分、墨田区押上にある国内最大級の海外サッカー専門店『サッカーショップfcFA』。国内でも希少な海外サッカークラブのユニフォームやグッズ販売店で、日用雑貨を中心に扱う「オリジナルストア」のほか、アパレル中心の「ユニフォームストア」やお正月の初売りなどイベント時の会場にもなる「特設ストア」と道路を挟んで3店舗を展開している。文具系から衣料品まで溢れんばかりの品揃えが嬉しい。また、女性スタッフも居るので女性客でも気軽に買い物しやすい点がとてもGOOD。気になる商品について訊ねたり、店員さんと”サッカー談義”を楽しめるのもお勧めポイントだ。オンラインショップも存在するが、充実の品揃えでサッカーファンが足繁く通う実店舗こそ、まさに名店!
かわいくて美味しい”映え”ランチ
blue-ing!(文京区)
下町エリアで必勝祈願と買い物を楽しんだ後は、お待ちかねのランチタイム!せっかくなら、ここでもサッカーを感じながらお腹を満たしたい。その希望を叶えられる場所が、日本サッカー協会(JFA)が運営するサッカー文化創造拠点『blue-ing!』だ。2023年12月23日、文京区の東京ドームシティ内にオープンした同施設は、新感覚のサッカー体感型ミュージアムとカフェ、サッカーピッチが合体したようなユニークな場所。
施設に入ってまず目の前に飛び込んでくるのは、人工芝がサッカーピッチのように広がる「PARK(パーク)」と呼ばれる開放的なスペース。テーブルと椅子が置かれていて、併設のカフェ&バーで購入した商品を食べながらのんびり自由に過ごすことができる。また中央には大きなLEDビジョンが設置されていて、日本代表の大事なビッグマッチなどパブリックビューイング会場として活用されることも。また、至るところに日本代表選手の等身大パネルがあり、憧れの選手の隣で肩を並べて記念撮影もできてしまう!
さらに体感型ミュージアムエリア「DISCOVERY(ディスカバリー)」では、日本のサッカー年表を辿りながら当時の選手達が着用していたユニフォームやシューズを見ることができるほか、最新テクノロジーが導入されたVRサッカー体験やビジュアルマッピングでのエアサッカー対決など、実際に身体を動かして楽しめるコンテンツが満載。また選手の直筆サインなどもあり、じっくり見学するとあっという間に1時間が過ぎてしまう。
併設のカフェ&バーでは、サンドイッチなど軽食のほかアルコールやおつまみも提供されている。なかでもお勧めなのが、サッカー日本代表の男女それぞれをイメージした青色バンズの『SAMURAI BLUEバーガー』とピンク色のバンズが華やかな『なでしこエビ勝つバーガー』。私は後者を注文し、その可愛さにすっかり魅了されてしまった。バンズは女子好みのモッチリ食感で、“エビ勝つ”部分の海老は贅沢感が味わえるゴロンと大きめサイズ。JFAのシンボル・三本足のカラスがモノグラム風に印字された包み紙もサッカーファンの心をくすぐるはずだ。サッカーを五感で味わいながらホッと一息ついて、歩き疲れた足腰を癒そう!
なお「DISCOVERY」エリアは有料で入場には専用チケットが必要。事前にJFA公式アプリで「JFA Passport」会員になると、大人(18歳以上)通常800円が500円になるなどお得な割引が適用される。そのほか、公式HPやSNSで随時最新イベント情報も発信中。気になる人はチェックしてみよう!
日本代表選手も食した味で至福の時間
アパホテル
この日の宿は『blue-ing!』からJR総武線「水道橋駅」方向へ徒歩約17分の場所にある『アパホテル<飯田橋駅南>』。 アパホテルは昨年JFAとナショナルチームパートナーを締結しており(2026年まで)、さまざまなサッカー関連の取り組みを行なっている最中だ。千葉県のアパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>では、日本代表選手の公式練習場『高円宮記念JFA夢フィールド』を窓から眺められる「サムライブルールーム(4部屋限定)」があり、室内の壁紙には代表選手が大きくプリントされ額装されたユニフォームも飾られている。
また、今年9月2日にはサッカー日本代表オフィシャルカレーとして「アパ社長カレー/SAMURAI BLUE」と「同/なでしこジャパン」が誕生。先日10月26日に開催されたMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2024(韓国女子代表戦)の事前練習の際、なでしこジャパンのメンバーも実食済だ。レトルトタイプのこの商品は、男子がブルー女子はピンクのパッケージにそれぞれ選手たちの写真が配されている。SAMURAI BLUE版は全国のアパホテル受付で購入可能。なでしこジャパン版はアパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>の宿泊予約特典として配布している他、オンライン公式販売サイト(アパホテルYahoo!店)でも購入可能だ。
私が宿泊先に選んだアパホテル<飯田橋駅南>では、滞在期間中に開催しているスポーツイベントやライブの購入済みチケットを受付で提示するとアパ社長カレーの「ミニ版」を無料で食べられる特典付き。また、東日本エリアで唯一アパ社長カレー専門店が併設されている店舗なので、お腹が空いたらカレーのルームサービスもOKだ。サッカーを感じる女子一人旅の締めくくりとして、日本代表メンバーも味わったカレーで心もお腹も満腹にして家路につこう!