上林誠知、中島宏之ら4選手が加入 積極補強の中日に期待される”再生工場”として役割

2023年11月25日(土)11時0分 ココカラネクスト

上林は中日で再起できるか注目が集まる(C)Getty Images

 中日は戦力外通告を受けた巨人の中島宏之、ソフトバンクの上林誠知、阪神の山本泰寛と板山祐太郎の獲得を11月24日に発表した。中日は2023年シーズン、12球団ワーストの390得点。小笠原慎之介(7勝12敗)、柳裕也(4勝11敗)、髙橋宏斗(7勝11敗)、涌井秀章(5勝13敗)と10敗した投手が4人も誕生した背景には、抑えても点が取れないことが挙げられる。とにもかくにも得点力不足の解消は喫緊の課題であり、4人の打者を獲得したことは頷ける。

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 しかし、今回加入した4選手は一度他球団から戦力外を告げられており、戦力として計算できるのかは未知数。適切な補強だったのかはシーズンが始まらないと何とも言えない。

 とはいえ、2023年シーズンは現役ドラフトで加入した細川成也が24本塁打を放つなど飛躍を遂げており、4選手が輝く可能性は十二分に考えられる。

 細川はDeNA時代に将来の4番候補として期待されていた逸材。高卒1年目で5打数2本塁打という鮮烈なルーキーイヤーとなったが、その後は伸び悩んだ。中日に加入してからは和田一浩打撃コーチにその潜在能力の高さを見出され、今シーズンの覚醒につながった。

 和田コーチの指導の下、4選手が一気に化ける未来は想像できる。中でも、2018年に22本塁打を放った実績の通り、上林は長打力を持ちながらもアベレージを残せる巧打者であり、細川と被る部分もある。

 新天地での刺激が飛躍のきっかけになるのは、ソフトバンクから移籍した田中正義(日本ハム)や大竹耕太郎(阪神)の成績を見てもわかるだろう。和田コーチの指導の下、新天地で上林がどのような成長を見せるのか今から楽しみだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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