【現役ドラフト】ヤクルトの注目選手は? 二遊間の逸材がリスト入りか

2023年12月6日(水)18時12分 ココカラネクスト

高津監督率いるヤクルトはどんな戦略をとってくるのか(C)TakamotoTokuhara/CoCoKARAnext

 プロ野球の現役ドラフトが12月8日に行われる。昨年このシステムで移籍した大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、細川成也(DeNA→中日)のように、環境を変えて飛躍する選手は現れるだろうか。今回はヤクルトの注目選手を挙げていきたい。

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 まず今回の現役ドラフトで規定が変わった点は、各球団2名以上リストアップが求められる中、その際、5000万円以上、年俸1億円未満の選手をリストアップした球団は、5000万円未満の選手を追加し、3人以上の対象選手をリストアップしなければいけなくなった。ほか、外国人選手、FA権取得者などは選出の対象外となっている。ヤクルトの場合、チームの柱である山田哲人小川泰弘などはリストに入らない。残留が決まったドミンゴ・サンタナ、サイスニードの助っ人勢、今季FA権を取得した田口麗斗、シーズン途中にトレード加入した阪口皓亮も対象外だ。

 考えうる選手のうち、投手ではキャリアを積んだ中堅どころに複数の候補者がいる。2015年のドラフト1位・原樹理はプロ8年間で通算27勝をマークしているが、今季は自身初の一軍登板なし。上半身のコンディション不良の影響もあったが、現在は身体的な問題はないとのこと。昨季は8勝を挙げているだけに、力を持っているのは周知の通り。リストに入れば多くの引き合いがあるだろう。

 もうひとり、梅野雄吾の可能性も考えられる。昨季は中継ぎ陣の一員として4勝16ホールドを記録するも、今季はわずか5試合登板に終わった。2019年に68試合で投げるなど、プロ7年間通算で216登板は、少し耐久性が心配になるものの、来年1月で25歳とまだまだ若い。好調時は150キロの真っすぐとフォークで高い奪三振率を誇っていただけに、環境を変えてもある程度計算できそうだ。

 野手では、太田賢吾が筆頭候補だろう。内外野守れるユーティリティー性とパンチ力のある打撃を武器に、これまでチームの穴を埋めてきた。ただ、本職の二遊間での起用は年々減っており、特に遊撃は年下かつ同じ右投左打の長岡秀樹、武岡龍世が台頭。今後、太田がファーストチョイスになる可能性は高くないとみる。ここで他球団へ移らせた方が、チームとしても良い「見返り」があるのではないか。

 また、同じく二遊間の選手だと、元山飛優がリスト入りしてもおかしくない。宮本慎也氏の背番号「6」を引き継いだ元山だが、上記の通り長岡、武岡の台頭後は出場機会が減少。今季はオープン戦での頭部死球の影響で出遅れ、22試合の出場に終わった。大卒4年目を迎える来季を前に、他球団でレギュラーを目指す選択肢があっても良いかもしれない。

 果たして、本番で選ばれるのは誰なのか。結果を待ちたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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