原巨人 現役ドラフトで「オコエ獲得」の衝撃 早くもささやかれる「不安材料」とは

2022年12月9日(金)18時23分 ココカラネクスト

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 日本野球機構(NPB)は初の試みとなる現役ドラフトを9日、実施。出場機会に恵まれない選手に機会を与える目的で行われたもので、楽天のロマン砲、オコエ瑠偉外野手(25)が巨人に移籍することになった。

 オコエは関東一高から15年のドラフト1位で楽天に入団。通算成績は236試合で打率・219、9本塁打、44打点、20盗塁。プロ7年目の今季は自己最少となる6試合の出場で打率・200、0本塁打0打点、1盗塁という成績だった。

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 球団を通じてオコエは「入団以来7年間、ここまで支えてくださった楽天イーグルスの球団関係者の皆さん、そして、いつも温かく応援してくださったイーグルスファンの皆さん、本当にありがとうございました。来年からは読売ジャイアンツで心機一転頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」とコメントを発表した。

 球界でも屈指といわれる身体能力を誇り、長打力も魅力とされるオコエ。右打ちの外野手と補強ポイントにも当てはまり、今季チーム打率リーグワーストとなった巨人の起爆剤となれるかも注目を集めそうだ。

 一方で不安材料もある。オコエといえば、走攻守そろった選手として知られながら、そのプレーで楽天の石井監督を怒らせたこともある。

 昨年10月、チームが激しいCS争いを行っている中のソフトバンク戦でオコエは、致命的な送球ミスをおかし、その後二軍落ちとなっていた。

 また素質の高さは認められながら、ムラのあるプレースタイルでなかなか芽が出ないことで「このままでは終わってしまう」と石井監督から厳しい言葉を送られたこともあった。

 オコエを獲得した原監督は「新たな制度のもと、チームの補強ポイントを埋めることができる有力な選手を獲得することができました。オコエ瑠偉選手にはジャイアンツの一員として今まで以上の活躍をみせてくれることを期待しています」とコメントを発表した。

今度の主戦場は東京ドームとなる。躍動する姿を見せられるか、言葉通り「心機一転」の大暴れを期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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