宇賀神だけじゃない…! 決勝戦で生まれた圧巻のボレーシュート5選

2018年12月10日(月)19時16分 サッカーキング

決勝戦で生まれたボレーシュートを紹介 [写真]=Getty Images

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 9日に行われた天皇杯決勝は、宇賀神友弥の衝撃的なボレーシュートが決勝ゴールとなり、浦和レッズの優勝で幕を閉じた。ペナルティエリア手前でクロスボールのこぼれ球に反応した宇賀神が走り込みながら右足ボレーで合わせると、ドライブ回転のかかったボールがネットに突き刺さった。



 練習でも滅多に決まらないような、真似をしようとしてもなかなかできないようなスーパーゴールが、決勝という大舞台で飛び出した。そんな宇賀神の一撃に引けを取らない、“決勝戦”で生まれた“ボレーシュート”によるゴール5選を紹介する。

■マルコ・ファン・バステン(オランダ代表)



【ユーロ88決勝 オランダvsソビエト連邦】
1988年に行われたユーロ88の決勝で生まれた一発。1点のリードで迎えた54分、左サイドからアーリークロスが入ると、エリア内右深い位置に走り込んだファン・バステンは迷うことなく右足ボレーで合わせる。角度のない位置からのシュートだったが、ドライブ回転のかかったボールはGKの頭上を超えて逆サイドネットを揺らした。

ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリード)



【2001−02チャンピオンズリーグ決勝 レアル・マドリードvsレヴァークーゼン】
チャンピオンズリーグ史上最も美しいゴールとも言われるジダンのボレー弾。1−1で迎えた前半終了間際の45分、左サイドを駆け上がったロベルト・カルロスが山なりのクロスを放り込むと、ジダンは一度静止した状態から美しいフォームの左足ボレーを繰り出す。完璧な軌道を描いたボールがゴール左上に吸い込まれた。

李忠成(日本代表)



【アジアカップ2011決勝 日本vsオーストラリア】
日本を2大会ぶり4度目のアジア王者へ導くゴールは、ボレーシュートのお手本と言えるほど美しい一発だった。スコアレスのまま迎えた延長後半の109分、左サイドを突破した長友佑都がクロスを上げると、中央で待ち構えていたのは李忠成。綺麗なフォームから左足で完璧にボールを捉え、GKが一歩も動けないシュートを突き刺した。

■マリオ・ゲッツェ(ドイツ代表)


【2014ワールドカップ決勝 ドイツvsアルゼンチン】
当時22歳だったゲッツェは88分にミロスラフ・クローゼとの交代でピッチに入ると、0−0のまま迎えた延長後半に大仕事をやってのける。113分、左サイドをドリブル突破したアンドレ・シュールレがニアサイドにクロスを供給。走り込んだゲッツェは胸でコントロールしたボールをそのまま左足ボレーでネットに突き刺し、ドイツを24年ぶりの世界一へ導いた。

■マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)



【2016−17チャンピオンズリーグ決勝 ユヴェントスvsレアル・マドリード】
2年ぶりにファイナルに上り詰めたユヴェントスだが、1−4の完敗で悲願のCL制覇は叶わなかった。しかし、この試合で生まれた5ゴールの中でベストだったのはマンジュキッチのボレーシュートだろう。レオナルド・ボヌッチのロングパスをアレックス・サンドロが折り返し、中央のゴンサロ・イグアインが落とす。一度も地面に落ちることなくつながったボールをマンジュキッチが胸でコントロールし、バイシクル気味にジャンピングボレーで叩くと、弧を描いたボールがゴール右上へ吸い込まれた。

サッカーキング

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