巨人・田中瑛斗 ピンチで森下を雄叫び遊併打斬り「僕のシュートはそう簡単に打てないだろうと思い込んで」

2025年5月7日(水)22時22分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人6—4阪神(2025年5月7日 東京D)

 巨人の田中瑛斗投手(25)は7日、阪神戦(東京D)の7回1死一、二塁のピンチに4番手でマウンドに上がり、5回に先発の山崎伊織投手(26)から4戦連発となる6号2ランを放っている阪神・森下翔太外野手(24)を遊ゴロ併殺打に打ち取り勝利を手繰り寄せた。

 6—4と2点リードで迎えた7回。マウンドには3番手で高梨が上がったが、先頭の代打・中川を空振り三振に斬ったものの、続く近本に中前打を打たれ出塁を許す。続く中野への6球目だった。すっぽ抜けた直球が死球に。背中に当たった中野が倒れ込み苦もんの表情を浮かべる中、阿部監督は交代を選択。当たっている森下の場面で田中瑛をマウンドに送った。

 田中瑛は2球目に投じたシュートで引っかけさせ、森下を遊ゴロ併殺打に仕留めた。雄叫びを上げベンチに戻る右腕の姿に沸く東京D。ピンチを田中瑛の好救援でしのぐと8回は大勢、9回はマルティネスがきっちりと締め逃げ切った。

 厳しい場面での登板を田中瑛は「一発だけ出ないように、甲斐さんとマウンドで話してああいう結果になって良かったです」と回想。森下の場面は最初から「言われてました」と明かし、「回ってきたら2アウト一塁か、複数のランナーが出ている状態だったので、一発がないようにって。最高の結果でした」と胸を張った。

 5回に山崎から4戦連発となる6号2ランを放つなど勢いに乗る相手に気持ちで投げた2球目を振り返り「僕のシュートはそう簡単に打てないだろうと思い込んで投げ込んだ感じですね。調子がいい悪い関係なく、その球を使おうと決めてました」と笑顔。「うれしかったというよりはホッときましたね、勝ちにつなげて、伊織さんの勝ちもそうですし、チームの勝ちにもつなぐことができて」と素直な思いを語った。

 主砲・岡本不在の中で坂本が打ち、投打で総力戦を制した一戦。「4番がいなくなって、杉内さんとも投手ミーティングで“ピッチャーの負担が増えると思うけど、なるべくゼロで抑えて勝ち切ろうぜ”って話していたので、その通りになって良かったです」と投手陣も決意を持って臨んだ一戦だったと明かした。

スポーツニッポン

「巨人」をもっと詳しく

「巨人」のニュース

「巨人」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ