広島スキッベ監督から批判浴びた岡部拓人主審、FC東京vs神戸でも処分論噴出
2025年5月11日(日)6時37分 FOOTBALL TRIBE

明治安田J1リーグ第16節のFC東京対ヴィッセル神戸が、5月10日に開催。FWエリキ(神戸)がDFエンリケ・トレヴィザン(FC東京)に倒されたシーンを巡り、岡部拓人主審のジャッジに対する異論が相次いでいる。
0-0で迎えた前半30分、エリキはスルーパスに反応して裏のスペースに抜け出すと、すでに1枚イエローカードを貰っていたトレヴィザンに倒されてフリーキックを獲得。倒されていなければGK波多野豪(FC東京)と1対1になる可能性もあったが、岡部主審はトレヴィザンにカードを提示しなかった。
これには、神戸所属の一部選手が異論を唱えたほか、吉田孝行監督ら神戸ベンチがエキサイト。ネット上でも、トレヴィザンの退場が妥当との意見が相次いでいるほか、岡部主審に対する降格処分を求める声も上がっている。
岡部氏と言えば、4月20日に行われたJ1第11節の名古屋グランパス対サンフレッチェ広島でのレフェリングでも話題に。この試合では、70分に自陣でパスを受けたFW前田直輝(広島)がドリブルを始めた直後、FW永井謙佑(名古屋)が後方から右足を投げ出しながら前田を倒した。すると、岡部主審は広島にフリーキックを与え、永井に対してイエローカードを提示。前田は左足首を痛めて途中交代を余儀なくされた。
広島のミヒャエル・スキッベ監督は試合後のインタビューで「この審判では本当にいいサッカーをやろうとしてもうまくできない」「自分たちの選手が出られないことよりも、審判が罰を受けるべき」などと批判。すると、Jリーグは審判員に対する攻撃的な言葉があったとして、同監督に2試合のベンチ入り禁止処分と、罰金20万円の処分を科している。
Jリーグの処分を巡っても、ファン・サポーター等の間では異論が噴出。岡部氏にも処分を科すよう求める声も上がっているが、FC東京対神戸での一部ジャッジにより、同氏に再び厳しい目が向けられている。