FC東京が劇的な今季初の連勝! 90+13分のPK弾、好守連発の神戸GK前川を破る
2025年5月10日(土)17時7分 サッカーキング
FC東京と神戸が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
1週間空いてコンディション的に有利なFC東京は、今季初の連勝がかかるホームゲーム。一方、前節の黒星で4連勝が止まった神戸は、仕切り直しを図る一戦となった。
前半はお互いにビッグチャンスが到来。神戸は25分、ボックス内で受けた宮代大聖が左足でゴールを狙ったが、相手GK波多野豪の好セーブに阻まれる。対するFC東京は27分、ロングボールに抜け出した白井康介が右サイドからゴール前まで運んでシュートを放つ。しかし、これは前川黛也のファインセーブに遭い、前半は両者ゴールを奪えずにスコアレスで折り返す。
64分にもFC東京が鋭いカウンターを繰り出す。マルセロ・ヒアンが抜け出し、ゴール前の佐藤恵允へパス。佐藤は相手GK前川との一対一を迎えたが、シュートは防がれてしまう。66分にはマルセロ・ヒアンのクロスが直接ゴールへ向かうが、ボールはポストに当たって惜しくも得点ならず。
神戸は80分、コーナーキックの流れから宮代がゴールネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められない。対するFC東京は81分、安斎颯馬が鋭いシュートを放ったものの、これもGK前川の守備範囲内。
今度は86分に神戸が決定機。宮代のクロスにグスタボ・クリスマンが合わせたが、これもオフサイトでゴールにはならない。
後半アディショナルタイムにはFC東京のマルセロ・ヒアンもゴールネットを揺らしたが、直前のプレーで仲川輝人のハンドがあったため、これも得点には至らない。
スコアレスドローに終わるかと思われた試合終了間際、FC東京にビッグチャンスが訪れる。安斎のシュートが相手DF本多勇喜の手に当たったとして、VARによる長い確認の末、ホームチームがPKを獲得。マルセロ・ヒアンがキッカーを務めると、相手GK前川の逆を突き、ついに先制点が生まれた。
試合はこのまま終了し、FC東京は今季初の連勝、神戸は今季初の連敗となった。次節は17日に行われ、FC東京は敵地で浦和レッズと、神戸はホームでガンバ大阪と対戦する。
【スコア】
FC東京 1−0 ヴィッセル神戸
【得点者】
1−0 90+13分 マルセロ・ヒアン(FC東京)
【ゴール動画】FC東京vs神戸