原巨人 左腕メルセデスがロッテ入りでささやかれる「失策」とは

2022年12月14日(水)11時53分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 ロッテは14日、巨人を自由契約となっていたC・Cメルセデス投手(28)の入団が決定したと発表した。

 メルセデスは球団を通じて「まずはじめにこの機会を与えてくれた千葉ロッテマリーンズに心から感謝したいと思います。チャンピオンシップをもたらすために一生懸命働きます」とコメント。吉井監督も「左の先発ピッチャーとして期待をしています。日本で実績もありますし、リーグが変わることでさらに飛躍をしてくれるのではないかと思います」と期待を寄せた。

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 一方、放出した巨人では当初からメルセデス放出に関して「もったいない」という声も上がっていた。

 メルセデスといえば育成契約から、支配下契約を勝ち取った苦労人で知られる。内外角にキレのある直球、スライダーを投げ分ける投球スタイルで知られ、巨人在籍6年間で通算29勝28敗、通算防御率3・14と安定した成績を残していた。今季は20試合に登板し、5勝7敗、防御率3・18。

 また今季のパフォーマンスに関してはこんな声もある。

 「5勝7敗と負けが先行したが、勝利投手の権利を得る直前でマウンドを降りることも多く、もう少し粘り強く投げられれば貯金を作れたともいわれています。原監督の信頼を失ったことも響いた。ただローテーションを外れることなく、試合を作れる貴重な左腕ということで放出の判断はどうだったのかは難しいところです」(放送関係者)

 メルセデスの放出には指揮官、原監督の判断も影響したといわれている。

 7月20日のヤクルト戦(神宮)では消極的な走塁を見せたメルセデスにベンチで怒りを爆発させたこともあった。

 「セ・リーグの試合では投手も9番目の野手として攻撃面での貢献も求められる。その点メルセデスにとっては投球に集中できるパ・リーグ向きともいえる」(球界関係者)

 すでに巨人ではメルセデスの穴を埋めるべく、メキシカンリーグから新外国人左腕となるヨアンデル・メンデス投手(27)の獲得を決めるなど補強を進めている。果たして放出の判断は正しかったのか。メルセデスの新天地での活躍にも期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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