助っ人市場に影響必至か MLB通算168発の強打者ロザリオがNPB行きを“志願” 海外記者が「12球団OK」の動向を報道

2024年12月14日(土)16時0分 ココカラネクスト

MLBで確かな実績を残してきたロザリオ。(C)Getty Images

 挑戦が決まれば、興味深い補強となる。

 現地時間12月13日、北中米の野球情報に詳しいエドウィン・ヘルナンデスJr.記者が自身のXを更新。24年にナショナルズ、ブレーブス、メッツを渡り歩いたエディ・ロザリオが日本球界行きを模索。本格的な交渉にシフトしていると伝えた。

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 現在33歳のロザリオは2015年にツインズでメジャーデビュー。19年に自己最多32本塁打をマークするなど強打の外野手として声価を高め、MLB通算では打率.262、168本塁打、OPS.748、長打率.450と上々の成績を残している。

 8月にメッツを解雇されるまで3球団を渡り歩いた今季のロザリオは、MLBには91試合に出場し、打率.175、10本塁打、出塁率.215、OPS.531と成績が低迷。さらにマイナーでも出場10試合というスモールサンプルながら打率.150、2本塁打、OPS.615と極端に精彩を欠いた。

 今季成績だけを見れば、契約球団が現れるかは不透明ではある。とはいえ、MLB通算で168本塁打を放っているパワーは、デヤン・ビシエドやマイク・フォードなど実力者が揃う今オフの助っ人市場でも稀有。まだ老け込む年齢でもなく、日本で心機一転を図り、覚醒する可能性に欠ける価値はあると言えよう。

 懸念は契約金だろう。今季までMLBでプレーしていた経験をふまえれば、高騰は必至だが、ヘルナンデスJr.記者は「全チームどこでもプレーする機会を積極的に探している」というロザリオ側の方針を指摘。その上で、「契約金は120万ドル(約1億8360万円)から150万ドル(約2億2950万円)の間」と業界内での予測を伝えている。

 報道を鵜呑みにすれば、法外な値段ではないように思えるが、果たして買い手となるNPB球団は現れるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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