フェラーリ296と挑む2年目。チェティラーは継続起用の3名にエディ・チーバーIIIを迎えてデイトナへ

2023年12月26日(火)7時10分 AUTOSPORT web

 イタリアに本拠を置くチェティラー・レーシングは、2023年シーズンに引き続き来季2024年もIMSAウエザーテック・スポーツカー選手権のミシュラン・エンデュランス・カップに参戦することを決定した。


 1月27〜28日にアメリカ・フロリダ州で行われるロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)に始まり、セブリング、ザ・グレン、インディアナポリスと続き、最終戦プチ・ル・マンの全5戦で争われるこのシリーズに、チェティラーは2年連続でフェラーリ296 GT3を投入し、AFコルセのサポートを受けてGTDクラスに参戦する。


 ドライバーラインアップもフルタイムの3名は2023年シーズンと同様のメンバーだ。長年チェティラーを支えてきたロベルト・ラコルテとジョルジョ・セルナジョットにフェラーリのファクトリードライバーであるアントニオ・フォコが加わる。


 ウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦でもあるデイトナ24時間では、このイタリアチーム最後のドライバーのスロットにエディ・チーバー3世が収まることに。彼は来月、2022年のセブリング12時間以来となるIMSA復帰を果たす予定だ。


 ラコルテ、セルナジョット、フォコの3人はフェラーリの新型GT3マシンのデビューシーズンに厳しい一年を過ごし、シーズン最後のプチ・ル・マンで今季最高位となるクラス13位を獲得した。


「2023年は簡単ではなかった」と今シーズンを振り返ったラコルテ。


「最初からわかっていたことだが、それはライバルたちより一歩前進するのに必要なマシンの開発に役立った」


「チェティラー・レーシングはフェラーリ296 GT3で最初にサーキットを走り、このマシンで歴史を作った。そしていま我々はさらに上の場所を目指している」


 イタリアンチームのトリオは、前年のセブリングで前世代の488 GT3エボを駆って優勝した経験も持っているだけに、2023年の成績には落胆しているだろう。しかしその裏では新型車の開発が進みマシンの理解度も深まっていると考えられる。彼らが2年目となる296 GT3でどのようなリザルトを残せるかに注目だ。

ロベルト・ラコルテ、ジョルジョ・セルナジョット、アントニオ・フォコの3名がレギュラードライバーとしてミシュラン・エンデュランス・カップに参戦する



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