トゥーレルの去就不透明…ヴィッセル神戸、カエターノをゼロ円獲得へ
2024年12月26日(木)4時10分 FOOTBALL TRIBE
J1連覇・天皇杯優勝のヴィッセル神戸は、元日本代表FW武藤嘉紀の引き留めに成功した一方、DFマテウス・トゥーレルの去就が不透明。DF菊池流帆に町田ゼルビア移籍の可能性が報じられるなか、ブラジル1部コリンチャンスを2024シーズン限りで退団したDFカエターノの獲得に迫っているという。
現在25歳の同選手は、身長182cmで左利きのセンターバック。コリンチャンスのトップチームへ昇格した後は、ブラジル国内クラブへの期限付き移籍を繰り返した後、2023年に復帰。同シーズンはリーグ戦13試合でスタメン出場も、2024シーズンは4試合と出場機会が減少。10月下旬以降は公式戦全試合でベンチ外となり、シーズン終了後に退団が公式発表されている。
SCインテルナシオナル、MFディエゴ・ピトゥカ(元鹿島アントラーズ)やMFジョアン・シミッチ(元名古屋グランパス、川崎フロンターレ)ら擁するサントスからの関心も報じられていたカエターノだが、ブラジル人のホルヘ・ニコル記者が25日にXで「カエターノはヴィッセル神戸移籍に向かっている。3年契約のオファーが届いている」と伝えた。
一方、センターバックの主力選手として神戸を支えているトゥーレルには、ヴァスコ・ダ・ガマをはじめブラジル国内の複数クラブからの関心が報じられている。ブラジルメディア『グローボ』で12月18日に掲載されたインタビュー記事によると、本人は神戸との契約が2025年12月まで残っていることを明かした上で、「契約を更新するか移籍するかは、父や代理人に任せている。僕は本当に日本が好きだ。家族も僕もこの国(の生活や文化)に順応している」などとコメントしている。
2024シーズンのリーグ戦で、トゥーレルとDF山川哲史がほぼ全試合でスタメン出場した神戸。カエターノの獲得報道と同じく、既存戦力の去就にも注目が集まる。