AKB48服部有菜が仰天オカルトエピソードを披露! 実家にUFOの写真… 映画『突撃!となりのUFO』公開直前インタビュー
2023年1月30日(月)14時0分 tocana
『隣の晩ごはん』で知られるヨネスケが宇宙人の食卓に突撃する映画『突撃!隣のUFO』が2023年2月に公開される。主演はヨネスケ、さらにAKB48の服部有菜も映画初出演だ。
あらすじは以下。UFO調査組織・URLに属する滝(ヨネスケ)は、部下である岡本(濱田龍臣)と、事件現場で調査を行う。実は滝は妻子をUFOにさらわれていた。そこに巨大なUFOが現れ、滝、岡本、さらに所員・小百合(服部有菜)も現場に向かうーー。
監督は日本バカ映画の巨匠・河崎実。UFO調査機関などの共演者には、主演のヨネスケ、『ウルトラマンジード』の濱田龍臣、ハリウッドザコシショウ、『ウルトラセブン』の森次晃嗣が揃った。さらには、月刊ムー編集長・三上丈晴、UFOのカリスマプロデューサー・矢追純一、そして俳優いしだ壱成までが真剣にUFOを語り尽くす。
映画初出演という服部有菜は、映画の現場をどう思ったのか。さらには自身のオカルト体験も語ってもらった。
撮影現場は「ヨネスケさんのおかげでほわほわ度が上昇」!?
——まず『突撃!隣のUFO』の出演オファーがきたときにはどう思われましたか?
服部有菜(以下、服部):正直な感想は「なんで私だったんだろう」ですね。企画書がUFOだったので、自分とは遠い話と思いました。台本がくるまで、タイトルだけでは内容がまったく想像できませんでしたね。
しかもこの映画の出演もクラウドファンディングのウェブサイトで知ったんです。そこに私の名前があってマネージャーに「出るんですか」と聞きました(笑)。
——それはいつぐらいですか?
服部:たしか、2021年の冬ぐらいですね。翌年の4月に顔合わせをして、 4月下旬には撮影しました。
——オファーを受けようと思ったキッカケは?
服部:「UFO?」と、頭ははてなマークでしたが、いただいたお仕事はすべてやろうと思っていました。映画も初めてですし、やりたい気持ちでした。
——落ち着いた演技で、初めてとは思えませんでした。
服部:舞台は経験がありますが、映像のお仕事は初めてで緊張していました。舞台は最初から演技していくので、感情が乗りやすいですが、映像はカット割りがあって、切り替えが難しかったです。
——撮影現場も初めてですよね。どんな雰囲気でしたか?
服部:現場は温かくて、なんかほわほわしていました。監督さんもそうですけど、ヨネスケさんがいることによって、ほわほわ度は上がってましたね。ヨネスケさんは、私と浜田さんに孫のように接して、気さくに話してくださいました。ありがたかったです。
——ヨネスケさんはどんな印象でした?
服部:優しくて、謙虚な方という印象です。下から下から来てくださって、私の方がお芝居の経験もないしすみませんと思いました。
——濱田龍臣さんはどうですか?
服部:私は濱田さんが子役のときから演じてるのを見てたので、「共演していいんだ」という気持ちでした。
私の一番好きな少女漫画を原作にした映画『ハニーレモンソーダ』に濱田さんが出演しているんですよ。その映画が大好きと伝えるとオフショットを見せていただけました。演技のアドバイスもしてもらって、勉強になりました。
——作中ではURLというUFO調査機関の所員という役柄でした。演じるのは難しかったですか?
服部:小百合の性格は、お馬鹿でポンコツで、ヨネスケさん演じる滝さんというおじいさんを「かっこいい」「好き」と思ってしまう変な子でした。こういう子はどうやって演じるんだろうと悩みました。UFOにガチな女の子ってレアじゃないですか。
——たしかに。そしてコメディー映画というジャンルはどうですか?
服部:出演する舞台ではコメディー要素がごく一部なので、全編コメディーは初めてでした。ハリウッドザコシショウさんの演技も面白かったですね。
ヨネスケさんがUFOと宇宙人に真剣に立ち向かうシーンも、撮影中はどうなるんだろうと思っていました。でも、完成試写は面白くて感動しました。独特の世界観がありますよね。
——河崎実監督がしっかりしているんですね。監督は現場ではどんな印象ですか?
服部:すごく明るくて、いい意味の軽さを持ってらっしゃいます。演出も「自由にやっていいですよ」「できるだけ緊張しないでやってください」とすごく場を和ませてくださいました。撮影もパッパッと早く、手際がよかったです。
——服部さんの中で『突撃!隣のUFO』で印象的なシーンは?
服部:自分がUFO・宇宙人にさらわれるシーンですね。私は真っ暗な公園で、地面を走ってて、カメラマンさんが3人くらい追いかけてくるというシュールな撮影でした。そのシーンでは、叫び方がいいと褒めてもらえました。楽しかったです。
その後のグリーンバックの撮影も、完成したらどうなるんだろうと気になっていました。試写では、いかにも特撮といったいいシーンになっていました。
——逆に撮影で困ったことはありましたか?
服部:現場にはほとんど男性の方しかいなくて、どうコミュニケーションをとったらいいのかわからなかったです。普段はアイドルなので、女優業に慣れていないのが反省点でした。
——なるほど、AKB48だと女性だらけですもんね。それこそAKB48の現場はどんな雰囲気ですか?
服部:女の子しかいないので、女子校みたいな感じです。インスタの写真やTikTokを撮ったりと、楽屋では携帯を触っている時間が長いですね。「この服がカワイイよね」とか「コスメがいい」とかの情報交換をしています。
——そっちの方が楽しそうですね(笑)。
「実家に誰が撮ったかわからないUFO写真が飾ってあった」
——UFOと宇宙人が出てくる映画ですが、服部さん自身はUFOを見た経験はありますか?
服部:UFOを見たことはないんですが、実家に誰が撮ったかわからないUFOの写真がずっと飾ってありました。
——ええ! どんな写真ですか?
服部:コルクボードに家族写真が飾ってあり、その左上の方にカラーのUFO写真があったんです。形は、オーソドックスな円盤型でしたね。最近、実家に帰ったらなくなってました。あんまり気にしてなくて、次帰ったときには聞いてみます。
——ぜひ、聞いてください。できればTOCANAで謎を追いたいぐらいです。ご両親や先祖に心霊体質の方とかはいないですか?
服部:家族には特にいないですね。あ、中学校の友達に幽霊が見えるって子がいました。隣のクラスの子で「有菜ちゃん、肩に乗ってるよ」「床を貫通してる幽霊がいる」とか言ってました。私のは、背が小さい女の子の霊で、悪い霊ではないそうです。
——ほかに、オカルト体験はありますか?
服部:中学生1年か2年生のとき、幽霊を見たことがあります。
夏休みに部活のため、教室に忘れ物を取りに行きました。そこから部室に行こうとしたとき、パッと振り返ったらオカッパの女の子が階段の踊り場からこっちを見てるんです。でも、顔は髪の毛で隠れてて見えない、というか、顔がないんです。「えっ」と思い、もう一度振り返ったら、もういなかったんです。そのとき一人だったんで、怖くて……。
あとは、免許取りたてのころに友達6人ぐらいで車2台で心霊スポットに行ったことがあります。地元が岐阜で、心霊スポットとして有名なダムに深夜に行きました。ダムの手前の入り口の方でワンボックスカーが止まってて、運転手さんが1人でカーテンが閉まってたんです。その方は真っ青な顔をしてて、その車はダムの奥の方に移動したんです。しばらくすると車が戻ってきて、今度はカーテンが開いてたんです。特にオチはないんですが、もう怖くて、私たちはダムも見ずに帰ってきました。
——なんか事件が起こってそうですよね。もともとホラーやオカルトは好きですか?
服部:私、心霊とかホラー系はダメなんですよ。以前、韓国のドラマ『イカゲーム』を夜中から朝方まで1日で全部見たんですね。そしたら全部夢が『イカゲーム』になって寝れなくて、体調を崩しちゃいました。
ほかに映画『犬鳴村』も見に行きましたが、ずっと目をつぶって、耳を塞いだ状態でした。ホラーは向いてませんね。心拍数が上がっちゃうんですよ。『荒野行動』や『PUBG』といったゲームもやるんですけど、ひとりでは怖いですね。トライ精神がなくなっちゃいますね。
——怖がりの方が服部さんらしいと思いますよ。今年、AKB48を卒業する予定です。今回の映画のような演技の方向に進む気持ちはありますか?
服部:最初は、自分と程遠い役をやると「もうできないよ」とお芝居に苦手意識がありました。ただ、数カ月前に『私は怪獣 -ネオンキッズ Live beat-』という舞台に出演しました。そこで自分と違う、性格が悪くて、素直じゃない、意地っ張りで気が強い女性を演じたんです。稽古ではなかなかできなかったんですが、本番では自分の中から「こうしたらいいかも」という考えが浮かんできました。どうすれば性格が悪く見えるかを研究するのが楽しかったんです。身近な役はやりやすいですし、自分と違う役にもなれるお仕事を楽しいと感じられるようになりました。だから今後はお芝居に挑戦できたらと、思っています。
——『突撃!隣のUFO』もUFO調査員という難しい役だったとは思います。映画館に来られるお客さんにメッセージはありますか?
服部:私以外にも、ヨネスケさん、濱田さん、芸人さんも出演して、UFOに興味がない方でも笑っていただける、楽しい映画になっています。
私のファンの方はオカルト、UFOなどにそれほど興味はないかもしれませんが、本当にパワフルな映画なので見てもらいたいです。
『突撃! 隣のUFO』で映画初挑戦の服部有菜チャンが、その胸の内とオカルトエピソードまでを語ってくれた。ぜひとも、映画初出演の服部有菜の姿をその目で確認してほしい。そこには今までより一歩も二歩も成長した姿があるはずだ。そして、実家にあるUFO写真の真相は、ぜひTOCANA編集部で発表してもらいたいが、どうなる!?
監督:河崎実
キャスト:ヨネスケ、濱田龍臣、服部有菜(AKB48)、ハリウッドザコシショ
ウ、かとうあつき、澄川友哉、谷口洋行、破李拳竜、米多朗、三上丈晴
(「月刊ムー」編集長)、いしだ壱成、矢追純一
ナレーター:高川裕也
企画制作:一般社団法人1パーセントの社会貢献、有限会社リバートップ
配給:エクストリーム
(2023/日本映画/カラー/ビスタサイズ/77分)
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2023年2月3日より全国ロードショー