数千年の歴史を持つ「中医学」「東洋占術」を活用した<2月の開運法>とは?人気占い師「勢い任せに動くのは得策ではないから、たとえば…」

2025年2月1日(土)10時0分 婦人公論.jp


(イラスト:stock.adobe.com)

“季節の養生”と呼ばれるほど、季節や暦を重視する「中医学」。そして中医学と実は根源的な理論や原典が共通する「東洋占術」。その二つを組み合わせて、まったく新しい<開運養生>という概念を生み出したのが著書累計45万部の漢方コンサルタント・櫻井大典氏と、メディアで引っ張りだこの占い師・暮れの酉氏です。本稿では、2024年12月に発売されて話題になっている二人の著書『開運養生12か月』から一部を抜粋・編集。立春(2月3日)を迎える今取り入れたい「2月の開運法」について紹介します。

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2月の十二支は「寅(とら)」


2月3日の立春を迎えると、暦の上では“春”のはじまり——。数千年の歴史に裏付けられた「中医学」と「東洋占術」の智慧を惜しみなく活用し、ここでは“2月の開運法”について、ご紹介していきましょう。

「なんだ、ただの占いか」と思われる人もいるかもしれませんが、じつは、古代中国の思想において、もっとも大切にされてきた自然哲学の理論「陰陽五行説」にもつながる「十干十二支」という暦を使った“開運法”は、まさに、数千年の歴史に裏付けられた東洋の智慧の結晶なのです。

さて、2月の十二支は、「寅(とら)」。

「寅」という漢字の成り立ちを見ると、弓矢をまっすぐに伸ばすような形をしているのですが、これには矢が放たれるように、地下に眠っていたエネルギーがぐっと芽生える季節、といった意味合いがあります。

動く前にしっかりと言動の方向性を固める


その弓矢を的へと狙いを定めるがごとく、まっすぐ、正義感、負けず嫌いといった、エネルギーあふれる性格を持つ十二支「寅」。


『開運養生12か月』(ワニブックス/著:櫻井大典、暮れの酉)

しかしその一方で、気ばかり焦る、イライラするといった側面も。

つまり、しっかり目標が定まっていればいいのですが、立春を迎えて五行の「木(もく)」のエネルギーが高まることもあり、「とにかく動かねば」と気ばかり焦ってはいけない、ということになります。

2月は、湧き上がるエネルギーに振り回されず、動く前にしっかりと言動の方向性を固めるアクションが吉となるでしょう。

縁起を担いだ楽しい行事は、いくらあってもいい


2月といえば、節分、豆まき、そして、昨今では、これに恵方巻きが加わります。

恵方巻きは、ここ十数年で一気にメジャーな風習となりましたが、大々的に祝われるようになったのは、商業的な仕組みの影響などもあり、あくまで占い的にはそれほど意味のあるものではありません。

とはいえ、縁起を担いだ楽しい行事は、いくらあってもいいのではないでしょうか?

「恵方を向いて巻き寿司を食べれば、無病息災で1年が過ごせる」と信じ、その楽しい様子をシェアしてみる。あるいは、SNSなどで少し変わった巻き寿司のアレンジレシピなどを発信してみる。

それによってたくさんの人が楽しい気持ちになるのなら、少なからず、開運につながっていくことでしょう。

大いなる自然、宇宙の動きに基づいた占いの世界


なお、年ごとに巡る歳徳神(としとくじん/歳神様)のいる方角が恵方(吉方位)とされます。

それぞれの方位の持つパワーは、太陽の動きから連想されたもの。キラキラ輝く太陽が沈む(入る)西は金運とされ、キラキラとしたお金が入ってくる、という理由があります。

ほかにも、南東が結婚運や出会い運を司るのは、南東に太陽が昇る頃(午前7時から11時頃)には、バラバラだった空の色が東も西も均一にととのうため、自分とパートナーが交わる、同じ状態になると考えるため。

原始的な考え方だと思われる人もいるかもしれませんが、占いの世界は、大いなる自然、宇宙の動きに基づいたものなのです。

叶えたい願いによって方位を使い分けることも可能ですが、まずは、月ごとに巡る神様・天道神のいる方角を吉方位として取り入れてみて。

ちなみに、2025年2月の吉方位は南。まずは月ごとの吉方位を参考にして、お参りや開運旅行の計画を立ててみましょう。

「2月の開運養生アクション」その1


つづいて「2月の開運養生アクション」についても、ご紹介していきます。

【ファッションで冒険する】

十二支の「寅」には、チャレンジ、動き回るといった意味合いがあるので、ファッションでも冒険してみることがラッキーアクションとなります。

また、春の五行である「木」には、若さと関係する<エネルギー>があり、せっかく冒険するのなら、若者をターゲットにしたブランドやファッションアイテムで新しいスタイルに挑戦してみましょう。

【節分の豆まき】

節分の豆まきに使う大豆は、胃腸をととのえて水はけを良くし、むくみを取り去り、乳汁の分泌を促します。そのため、胃腸が弱く疲れやすい人や、手足のだるさ、むくみがある人、授乳中のお母さんなどにおすすめです。

ただし、食べすぎは胃の不調のもとになるので、「歳の数」にこだわらず楽しめる範囲で食べましょう。また、陰虚といって体液不足で、乾燥しがちの方は、炒った大豆よりも豆腐や豆乳がいいでしょう。

「2月の開運養生アクション」その2


【自分のロールモデルを作る】

十二支の「寅」は、ライバルに打ち克つ、負けないといった、強い意志を持ちますが、勢い任せに動くのは得策ではありません。

そこで仕事や人間関係、あるいはビジュアルなどで「こうなりたい」「こうありたい」と感じる、自分のロールモデルとなるような人物を定めてみる。

モデルやインフルエンサー、ビジネスパーソンなど、自分の方向性を示してくれるような人物を探してみましょう。

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まだまだ厳しい寒さが続きますが、2月に入れば、春はすぐそこ。ぜひ、この時期の開運法を取り入れながら、無理なく楽しく、自分をいたわっていきましょう。

また、ここまで読んでくださった方に、さらなる開運情報を。

五行の「木」が強まる2月は、「木」を抑える「金」の数字である4と9のつく日がラッキーデーとなります。4日、9日、19日など、ぜひ意識して過ごしてみてください。

*1年を健康に送れるどうかは<2月の過ごし方>で決まる?人気漢方家が教える「この時期ならではの不調」を改善する養生法はコチラ

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