ダッタン勉強会の時間【家そば放浪記】第203束:北海道どさんこプラザで買った、田村製麺工業『北海道オホーツク雄武町産 韃靼そば』税込357円(1人前178円)
2024年2月2日(金)18時0分 ロケットニュース24
いったいなぜ「韃靼」なのかと言えば、ロシアの「タタール地方」で生産されていたことから、タタール、ダタール、ダッタ〜ル、ダッタン! と変化していったという説。
はたまたモンゴルに住む遊牧民族の古い呼び名であるタタール人(漢字で「韃靼」と書く)が好んでいたから……という説などが言い伝えられているが、いずれにしても「タタール」から「韃靼(だったん)」が来たというのは間違いなさそう。
しかし今回の韃靼そばは、ロシアでもモンゴルでもなく、北海道オホーツクの雄武町(おうむちょう)で作られた韃靼そばの新品種「満点きらり」が使われているという。
韃靼そば特有の苦味がほとんど無く、ポリフェノールの一種であるルチンが普通のそばより多く含まれているらしく、GoogleのAIによればルチンには「脳卒中」「高血圧」「動脈硬化」「コレステロールの抑制」など生活習慣病の予防に効果があると。
いろんな情報がスクランブルして結局何がなんだかよくわからなくなる蕎麦、それが韃靼そばの宿命なのかもしれないが、わたし的には「おいしければOK」と思っている。
細かいことは気にすんな〜!
デカい鍋にたっぷりの湯を沸かし……
約4〜5分ゆでて……
はい完成。
して、そのお味は──
ふつうにイイな……。
「家そば」か「外そば」かなら、外でしょう。
さわやかに入ってく喉越し。
そして、確かに感じる “普通の蕎麦ではない感”。
韃靼そばがどんな蕎麦なのかを実は私もまだつかみかねているのだが、普通の蕎麦ではない感はヒシヒシと感じる。
もちろんこれは「温」ではなく「冷」でいきたい。
しょっちゅう提案しているので恐縮であるが、「おろしそば(ゆずいり)」でサワヤカにススりたいところ。
さわやかを極めたいときに。
おいしかった。
執筆:干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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