佐賀の県職員の採用試験が受験しやすい試験内容に変更
2025年2月19日(水)8時18分 マイナビニュース
佐賀県は、令和7年度から民間企業の採用試験に多く用いられる「SPI3」を使用した「特別枠試験」、技術職においては、公務員試験対策の負担が大幅に軽減された「大学卒業程度試験」を実施する。
佐賀県では、多様な人材獲得のため、全国に先駆けて平成17年度から「民間企業等職務経験者試験」を、平成20年から公務員試験対策不要な「特別枠試験」を開始した。このほど、より多くの人々が佐賀県職員採用試験を受験できるよう、職員採用試験(特別枠・スポーツ特別枠試験及び大学卒業程度試験)の試験内容を一部変更する。
令和7年3月に受験申し込み開始予定の特別枠試験では、民間企業を中心に就職活動している人も受験しやすいように、試験方式を変更する。
第1次試験は、行政職・技術職ともに、公務員試験対策を必要とせず、全国に設置される試験会場や自宅で都合が良い日時に受験できるSPI3(基礎能力試験)により実施。
技術職は、第1次試験で実施していた専門試験(記述式の筆記試験)を廃止し、第2次試験で専門性確認面接を実施する。これまで大学などで習得した専門知識等について、各職種において必要とする程度を満たすかを面接で確認することとし、筆記試験は廃止する。
また、特別枠試験では、実施職種を追加することとなった。これまで実施してきた事務系職種の行政、教育行政、技術系職種の土木、農政に加え、令和7年度試験から特別枠試験を実施する技術系職種をさらに追加する。
令和7年4月に受験申し込み開始予定の大学卒業程度試験では、技術職全職種の教養試験を廃止する。技術職の第1次試験では、教養試験(択一式)を廃止し、専門試験(択一式)のみ実施する。
行政、教育行政、警察行政の試験内容は変更なし。公務員試験対策の大幅な負担軽減を図り、より多くの人々が受験しやすい試験に変更する。