Uber Taxi、静岡県で初のサービス開始 - 21都道府県に利用可能エリアが拡大
2025年2月28日(金)11時10分 マイナビニュース
Uber Japanは2月28日、「Uber Taxi」のサービスを、新たに静岡市で開始した。
Uber Taxiは、スマートフォンアプリUberでタクシーを配車できるサービス。静岡県内で同サービスが利用可能になるのは初めてであり、これにより利用可能な地域は21都道府県に拡大した。
静岡市は、北に南アルプス、南に駿河湾を有する自然豊かな県庁所在地。また、富士山を背景とする清水港は日本三大美港の1つとされ、近年のクルーズ船寄港の増加に伴い、市内を訪れる外国人観光客が増加している。近年人口減少や少子高齢化が進む中、2023年度の観光客数はコロナ禍前の水準までほぼ回復したことから、観光地を結ぶ交通ネットワークの整備やインバウンド観光への対応が課題となっていた。こうした背景を踏まえ、今回の導入に至ったという。
同サービスの利用方法は、まずUberアプリで乗車場所と目的地を入力し、メーター料金に基づく乗車料金目安や予測到着時間を確認。その後、配車を依頼すると付近のタクシーとマッチングされる。アプリ画面に表示される到着時間やタクシーの現在位置等を確認し、タクシーの到着を待つ。マッチングされた車両に乗車し、目的地で降車する流れとなる。
同アプリは、優れたアルゴリズムとAI技術を活用し、乗客とタクシードライバーを効率的にマッチングするほか、以下の様々な機能を備えている。
自動決済機能
クレジットカードなどをアプリ上で事前登録すると、乗客は到着してタクシーから降りるだけで、自動的に会計を完了できる。
チャット機能
利用者はマッチングされたドライバーとアプリ上でやり取りができ、具体的な待ち合わせ場所や服装を伝えることで、駅や観光地などの混雑エリアでもスムーズに合流できる。
多言語対応機能
同アプリは世界70カ国以上で展開され、50言語に対応している。アプリ上でチャットの内容が自動翻訳されるため、タクシードライバーは訪日外国人ともスムーズに会話できる。
評価制度
乗客とドライバー双方が乗車後に評価を行うことで、プラットフォーム全体のクオリティ向上を図り、快適な利用環境を提供する。
また利用者は、月額498円・年額3,998円で加入できる定額サービスプログラム「Uber One」に加入することで、高評価を得ているドライバーと優先的にマッチングされるほか、乗車料金10%相当のUber Oneクレジットが毎回付与され、次回のタクシー乗車時やUber Eatsの割引として利用することができるようになる。