東大・早慶大生、子供の頃に買ってもらって嬉しかった本は?
2022年3月9日(水)9時15分 リセマム
調査は2022年2月17日〜19日、難関大学(東京一工・早慶上智・旧帝国大学)に通っているZ世代(18〜25歳)の大学生200名を対象にインターネットにて行われた。
調査ではまず、子供の頃に本を買ってもらった経験の有無を尋ねたところ、難関大学生の91.5%が「ある」と回答。「ない」と回答した「ない」の6.0%を大幅に上回った。
本を買ってもらったことが「ある」と回答した人に、買ってもらって「嬉しかった本」を尋ねたところ(複数回答可)、「小説」が65.0%、「学習まんが」が56.8%、ついで「図鑑」「絵本」「学習参考書」という結果となった。
次に、学習まんがを読んだことのある難関大学生に、どんなジャンルの学習まんがを読んでいたか尋ねたところ、「日本史」が86.2%、「世界史」が59.8%で、「人物伝」「理科系」と続いた。
さらに、学習まんがは、勉強に興味をもつきっかけとして有効だと思うか尋ねたところ、「とてもそう思う」が51.8%、「ややそう思う」が37.9%と、学習まんがの効果を実感している学生が多いことがわかった。
「学習まんが」が勉強に興味をもつきっかけとなる理由としては、「楽しみながら学ぶことができるから」「まんがだと何回も読みたくなるから」との回答が多かった。また、「日本史の学習まんがをきっかけに、日本がどのような歴史を辿ってきたのか興味が湧いて調べたことがある」「学習まんがで野口英世の人物伝を読み、医学に興味を持ち、医学部に入学した」等の声もあげられた。
調査により難関大学生の多くが、学習まんがを楽しみながら読むことで、知識や好奇心を育んできたことがわかった。本を読む習慣や自発的に勉強に取り組む姿勢を早い段階で身に付けることは、その後の学力にも大きな影響を与えるようだ。