【ガチ】映画『エクソシスト』の“呪い”がヤバすぎる!骨折、火災、複数の死者…

2025年3月14日(金)11時30分 tocana


 1973年に公開されたアメリカのホラー映画『エクソシスト』はその内容はもちろんのこと、映画にまつわるすべてに“呪い”がかかっていたともいわれている。では『エクソシスト』でどのような不幸で不吉な出来事が起きていたのか——。


■マクニール家の火災

『エクソシスト』の撮影中はさまざまな問題に見舞われ、撮影が遅れ遅れて終了までに200日以上かかり、制作費が予算を超過した。


 これらの問題に加え、物語の主な舞台であるマクニール家の内部が焼失した火災も起きた。しかし不気味なことに悪魔祓いのシーンが撮影されたリーガンの部屋だけがまったく無傷のままであったのだ。


■スタッフと出演者の負傷

 主演のエレン・バースティンとリンダ・ブレアは共に撮影現場で重傷を負っている。バースティンは投げ飛ばされるシーンで尾骨を骨折した。加えてスタントマンがバースティンに取り付けられたワイヤーを予想以上に強く早く引っ張ったため、脊髄に永久的な慢性損傷が残った。


 リンダ・ブレアもベッドが激しく揺れるシーンで背骨下部を骨折した。監督はこの2人の負傷時の実際の叫び声を映画で使用したというおぞましいエピソードもある。


 ほかにも撮影現場でつま先を切断した照明技師と、親指を失った大道具がいる。


■複数の死者

 物語の中で死去した俳優のジャック・マクゴーラン(バーク・デニングス)とバシリキ・マリアロス(カラス神父の母)の2人は、実生活でも亡くなった。2人とも映画の撮影終了後、公開間近のことであった。


 スタッフやその関係者の7人も亡くなっている。その中にはリンダ・ブレアの祖父やマックス・フォン・シドーの兄弟もいた。スタッフやその近しい人たちの死者には、警備員、リーガンの部屋の冷蔵システムのオペレーター、アシスタントカメラマンの生まれたばかりの赤ちゃんなどがいる。


■心理的影響

 撮影クルーの中にはおぞましい悪魔祓いのシーンを撮影中に不安や不快感を覚えたと報告した者もおり、それが「呪い」のストーリーの一因となった。


 フリードキン監督は何らかの超自然的な干渉があった可能性があると考えており、ホラー映画雑誌に「私たちは最初から奇妙で不吉なことに悩まされていた」と語った。


 この映画の特殊効果を担当したマルセル・ヴェルクールテールは「遊んではいけない物事を遊んでいるような気がした」と語った。


 フリードキン監督はスタッフをなだめるため、映画の技術顧問であるバーミンガム神父に撮影現場で悪魔祓いをするよう依頼した。バーミンガム神父は実際に悪魔祓いをするとキャストの不安が増すだけだと考え、代わりにキャストとスタッフを祝福した。


■エキストラが殺人罪で有罪判決

 放射線技師役のエキストラとして出演したポール・ベイトソンは1979年、映画業界ジャーナリストのアディソン・ベリルの殺害で有罪となり、20年以上の懲役刑を宣告された。


 事態をさらに複雑にしたのは、その後、ベイトソンにはマンハッタンでゲイ男性6人を殺害した容疑も持ち上がった。被害者のゲイ男性たちは遺体をバラバラに切断されてバックに詰め込まれ、ハドソン川に投げ込まれていたいたことから、この殺人事件は「バッグ殺人」と呼ばれたが、ベイトソンに対しての追加の起訴は行われなかった。


 1973年の劇場公開直後、劇場にはショックを受けて気分が悪くなったりした観客のために救急隊員が待機しているとの噂さえあった。実際に上映中に席を立って場外に出る客も少なくなく、中には恐怖で失神した者もいたといわれている。そしてこのように映画の撮影中にもずっと不幸で不気味な事件が続いていたのだった。


 日本でも「四谷怪談」を題材にした作品の撮影や上演をする前には“お岩さん”のお墓参りとお祓いが必須だともいわれている。撮影には自ずから熱が入るというものだが、心霊的にもオカルト的にも“寝た子を起こす”ようなことをしてはならないのだろう。



参考:「Daily Star」ほか

tocana

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