本当にあってよかった。“縁の下の力持ち”なキッチン道具3選【レシピ付き】

2025年3月18日(火)10時50分 食楽web


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●目立たないながらも重要な役割を果たす「縁の下の力持ち」的なキッチン道具を3つ紹介します。

 包丁や鍋のように登場頻度は少ないけど、料理の出来栄え、味わいに決定的な差を生むキッチン道具があります。今回は、目立たないながらも重要な役割を担う「縁の下の力持ち」と呼びたいキッチン道具を3商品、紹介します。

シャキっとお店のようなサラダに必須の「サラダスピナー」

 サラダのおいしさは何で決まると思いますか? 鮮度の良い野菜、ドレッシング、もちろんどちらも重要ではありますが、一番は「水切り」なのです。どんなにシャキシャキの野菜を用意しても、高級なドレッシングを用意しても、余計な水分が残っていると、とたんに味がぼんやりとしてしまいます。

 ここで活躍するのが「サラダスピナー」。サラダスピナーは、ハンドル式、プッシュ式、ヒモを引くタイプなどさまざまな種類がありますが、扱いやすいサイズを用意するのがポイント。キッチンペーパーで拭くよりも時短になりますが、しっかり水を切ることができます。

水切りが決め手「チョップドサラダ」のレシピ

 材料を細かく切る以外にはこれといった定義がないチョップドサラダ、材料が細かい分、“ドレッシングのり”がいい。かけ過ぎにはご注意を。

材料(1〜2人分)

キヌア……大さじ4
サニーレタス……2枚
ロメインレタス……2枚
紫キャベツ……2枚
チコリ……2枚
セロリ……1本
きゅうり……1/3本
ブロッコリー……適量
ミニパプリカ(オレンジ・赤)……各1個
マイクロトマト……10粒
ナッツ(くるみ・アーモンド)……各大さじ2
【ドレッシング】
オリーブオイル……大さじ2
酢……大さじ2
塩……小さじ1/2
砂糖……小さじ1/2
粗挽きこしょう…小さじ1/2

作り方

1.キヌアは芯がなくなるまでたっぷりの湯で茹でて(10分程度)ザルに上げておく。ブロッコリーも茹でてザルに上げておく。

2.野菜類はよく洗ってサラダスピナーにかけてから、小さく切る(ナッツやマイクロトマトは切らなくてよい)。

3.ドレッシングの材料を混ぜ合わせる。

4.大きなボウルに2の材料を入れ、ドレッシングをかけて和える。(和えずにかけてもよい)

5.すべての材料を器に盛りつける。
*切った野菜の水分が気になったら、ドレッシングで和える前に、再度サラダスピナーにかける。

大根おろしの概念が変わる「鬼おろし」

料理の名脇役として欠かせない「大根おろし」も、道具にこだわれば、格段に料理の仕上がりを上げてくれます。「鬼おろし」は、竹製のゴツゴツした刃で大根を粗めにおろすことで、余分な辛みが抑えられ、大根本来の甘み、シャキっとキレの食感を楽しむことができます。


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 もう辛い大根おろしとはおさらば。鍋料理や焼き魚、出汁巻きたまご、様々な料理で活躍してくれますよ。「大根おろしは面倒」と思っていた人にもぜひ試してほしい一品です。

軟骨入り鶏だんごのみぞれ鍋」のレシピ

材料(2人分)

大根……2/3本
水菜……1束
だし(白だしを水で薄めたもの)……約600cc
切り餅……2個
(鶏だんご)
鶏ひき肉……300g
やげん軟骨……約10個
しょうが(みじん切り)……大さじ1
塩……小さじ1/2
三温糖……大さじ1
しょうゆ ……小さじ2

作り方

1.大根は、皮をむき、鬼おろしですりおろす。水菜は半分の長さに切る。

2.やげん軟骨は、粗みじんに切る。(*)

3.【2】を鶏ひき肉とともにボウルに入れ、しょうがのみじん切り・塩・三温糖・しょうゆを加えてよく練る。

4.鍋にだしと【1】の大根おろしを入れて、火にかける。

5.だしが沸いたら、【3】をスプーンで丸めてだんご状にし、鍋に投入。水菜を加えてできあがり。

6.最後の〆は餅を焼き、だしをかけてどうぞ。
(*)やげん軟骨の粗みじん切りはフードプロセッサーがあるとかんたん。包丁の場合は、軟骨についた肉をとり、ぬめりを取るため軽く水洗いしてから行うと切りやすくなる。

どんな肉でも必ず柔らかくする「肉たたき」

 せっかく買ったステーキ肉が焼いたらカチカチになってしまった、誰もが経験するこの現象は、実は、下処理が足りていない場合があります。肉を柔らかくするのに欠かせないのが「肉たたき(ミートハンマー)」で、均等な力でトントンと叩いて肉の繊維を壊すことで、焼いても硬くなりにくく、ジューシーな仕上がりになります。

「肉たたき」には、表面に凹凸があるものと平らなものとがあり、肉によって使い分けます。牛肉や豚肉のステーキには凹凸のあるタイプ、鶏肉には平らなタイプがおすすめ。ひと手間かもしれませんが、肉をトントンしていると、ちょっとストレス発散にもなって好き。好きな音楽を流しながらリズミカルに叩くの楽しいかも!

「ミラノ風カツレツ」のレシピ

 ミラネーゼの大好物「ミラノ風カツレツ」は叩いて薄くのばした牛肉に、下味のチーズと目の細かいパン粉をつけ、フライパンに溶かしたバターとオリーブオイルで揚げる。余計なソースはいらない、ギュッと絞ったレモンだけで食べる。

材料(1皿分)

牛もも肉(塊)……約100g
卵……1個
パン粉……約2カップ
バター……20g
オリーブオイル……大さじ1
削ったパルミジャーノ・レッジャーノ(*)……大さじ1
こしょう……少々
レモン……1/4個
イタリアンパセリ……適宜
(*)パルメザンチーズでもよい。

作り方

1.パン粉をビニール袋などに入れて叩き、できるだけ細かくする。(すりこぎですりつぶしてもよい)

2.牛もも肉を肉たたきでたたき、5〜6mmの厚さにのばす。このとき、肉に【1】のパン粉(大さじ2ほど)とパルミジャーノ・レッジャーノをふるいながらたたく。

3.【2】に軽くこしょうをふる。

4.バットを2つ用意し、一つには溶いた卵液、もう一つにはパン粉を入れる。【3】の肉を卵液に浸した後、パン粉のバッドに移してパン粉をつける。(パン粉は軽く指で押さえるようにしてしっかりつける)

5.フライパンを中火で熱し、バターとオリーブオイルを入れる。バターが溶けたら、【4】を入れる。(バターが茶色く焦げないよう火加減に注意!)

6.片面ずつ、じっくり色よく揚げる。

7.皿に盛りつけ、レモンとイタリアンパセリを添え、食べる前にレモンを絞る。

 どの道具も目立つ存在ではありませんが、料理の味を格上げしてくれる便利な品です。毎日の調理をグッと楽にしてくれますよ。

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