小林弘幸「水をこまめに飲む習慣が、仕事や家事のパフォーマンスを上げる」。自律神経を整える〈水分補給のコツ〉とは

2025年3月27日(木)6時30分 婦人公論.jp


(写真提供:Photo AC)

「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで——。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、<おうちでできる、自律神経を整える健康法>を当連載にてお届けします。今回のテーマは「目覚めに1杯の水を飲む」です。

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目覚めに1杯の水を飲む


一気に飲む

人は水なしでは生きられません。成人の体の約60%は「体液」と呼ばれる水分で、血液も約半分は水分です。また、体内の水は体調とも深いかかわりがあります。あなたも水を上手に飲む習慣を身につけましょう。

例えば、水を飲むと胃腸の神経が適度に刺激され、副交感神経のはたらきが高まります。

特に朝は効果的です。寝ている間は水を飲まないので、水を飲むと腸が刺激されて動き出します。また、副交感神経が下がりすぎるのを防ぎ、交感神経との釣り合いがとりやすくなります。

朝起きたら口をゆすいでうがいをし、常温の水を飲むようにしましょう。その際、コップ1杯の水を「一気に」飲むのがコツです。腸への刺激が起こりやすくなり、ぜん動運動も始まって排便もスムーズになります。

ストレスを感じたら1杯の水


気分転換をしたいときは水を飲むという習慣をつけましょう。

特に「緊張している」「イライラしている」「だるい」「おっくう」と思ったら、コップ1杯ほどの水を飲む。


『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

オフィスなら、ミネラルウォーターを自動販売機まで買いにいかなくてはなりませんが、部屋にいれば気軽に実践できるはずです。量は1日あたり1.5リットルが目安。

水をこまめに飲む習慣が心と体の調子を整えて、仕事や家事、作業のパフォーマンスを上げてくれます。

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 − ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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