配属ガチャで「勝ち組」は激務だけど稼げる部署 じゃあ「大当たり」の部署は? ある30代女性の持論
2025年4月10日(木)22時48分 キャリコネニュース

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4月から新しい職場で働き始めた人は多いだろう。最近は新卒社員でもジョブ型雇用で採用されることはあるが、そうでない場合、希望の部署に配属されず「配属ガチャ」に外れたという落胆の声を挙げている人もいるかもしれない。
東京都の30代女性(メディア・アパレル・デザイン/年収700万円)は転職時だが、若い頃に経験した「配属ガチャ」について投稿を寄せた。
「部署ごとに事業が違うのと、ボーナスや給与査定は業績変動。儲かる部署なら忙しいけれどお金だけは勝ち組。儲からない部署は給与は上がらず解体、そこそこの部署は時間もお金も全部そこそこで実は一番の大当たり。まさに『ガチャ』でした」
女性は「儲かる部署」に配属されたようだ。(文:天音琴葉)
「大当たり部署の人たちは皆どこかほわわ〜んとしていて」
配属先は「社内トップレベルの事業部」で、「死にものぐるいで働きました」というだけあって、お金は貯まったようだ。だが「当時は若かったので何とかなりました」と、長くは続かなかった様子だ。
一方で「大当たり部署」の人たちを羨ましく思うこともあったようだ。
「大当たり部署の人たちは皆どこかほわわ〜んとしていて、平日の習い事や仲良く飲み歩き、和気あいあいとしてました」
この部署を「大当たり」と言えるかどうかは、人それぞれだろう。会社員には異動があり、そもそも終身雇用が崩壊した中で、一生、同じ会社に勤めることは難しい。転職を考えるなら、女性の配属先のほうが良さそうだ。
一方で連日残業だった女性はあまりのしんどさから、「颯爽と定時上がり」の同僚を横目に「ホワイト(部署)だもんね」とこぼしたこともあった。赤字続きの「儲からない部署」の同僚だったようだ。
「私の部署は売上の8割を占めており、言ってしまえば他の部署の人たちを養っているような状態でした」
確かにこれでは嫌味を言いたくなる気持ちもわかる。ところがその同僚に「うち(部署)が頑張ってないみたいな言い方、酷い〜!」とSNSに書かれてしまったそうだ。
「いや、そっちは自分達の人件費すら儲けてない赤字事業じゃん……とゲンナリしましたが、結局それも『ガチャ』なので気付かないフリで疎遠にしました。若い人がキャッチーに表現しているだけで、またSNSの存在によってそれらが意見として表出しただけで、昔から『配属ガチャ』はありましたよ」
ここで投稿が終わっているが、女性はこの会社にどのくらい勤めていたのだろう。確かに昔から配属先の当たりハズレはあった。昔と違うことは、就職・転職市場が売り手だから、ハズレ部署でいつまでも我慢することがなくなったという点だろうか。
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