トランプ氏の支持率上昇にほくそ笑むバイデン政権… “無意味な起訴”に隠された政治的謀略とは?=ジェームズ斉藤

2023年4月16日(日)14時0分 tocana

【連載:某国諜報機関関係者で一切の情報が国家機密扱いのジェームズ斉藤(@JamesSaito33)が斬る! 国際ニュース裏情報】


──今回のトランプの起訴騒動って何なんですか?


ジェームズ:バイデン政権が仕掛けているディスインフォメーションのようなものなんですよ。実はアメリカではもっと深刻な問題が起こっていまして、それをアメリカの国民から注意をそらすためにやっているという面もあります。ともかく事件そのものは大したことはありません。起訴の内容を見ても、ものすごい軽い、犯罪と立証できるのかもよくわからない、曖昧な内容ですから。


──トランプが浮気相手のポルノ女優に口止め料を払った。それが選挙資金として計上されていたから選挙違反だみたいな話ですよね。


ジェームズ:そうです。女優が言っているだけで話の真偽もわからないし、そもそも時効になっているんで起訴できない案件なんですよ。それを無理矢理ニューヨークの地方検事が起訴したんですが、無理筋もいいところで共和党どころか民主党関係者もドン引きしていますね。トランプをつつこうと思えばもっと大きな悪が潜んでいるはずなんですよ。たとえば、ロシアマフィアとのマネーロンダリング問題とかを叩けばいくらでもホコリは出てくるはずなんですけど、あんな噂レベルの話に基づいた事件で起訴しているのがみんなわからないわけです。


──ジェームズさんは現地にいたわけじゃないですか。どうだったんですか、アメリカ国民の反応は。


ジェームズ:ドン引きですよ(笑)。みんな批判してますよね。なぜ、あんな裁判を起こしたのか、民主党は正気かと。


──日本では普通にトランプが起訴された、しか報道していないので、ほとんどの人がまともに受け取ってますね。また、トランプが悪いことをしたのか、と。


ジェームズ:いえ、現地ではそれはないですね。「民主党の気は確かか?」で逆にトランプ人気が上がっています。しかし、諜報関係者の間では「民主党側は本格的にトランプを有罪に持って行く気がない」で一致しています。トランプが冤罪によって政治的迫害を受けているという場面を見せたいだけの話なんです。


──う〜ん。でも、それで民主党側のメリットってあるんですか? 


ジェームズ:あります。アメリカの議会関係者からずっと言われていたのは、2024年はバイデンvs.トランプだと。それは去年の時点から言われていました。民主党がバイデンなのは現職の大統領なので本人が辞退しない限り、選挙に出ることになるんです。バイデン自身も「二期目を目指す」と2021年に言っているんですよ。だからバイデンが民主党の代表として立つというのは既定路線なんですね。本人が死亡するか、辞退しない限りは変わりません。そうなった場合、バイデンが勝つための条件は何か? 共和党の候補者が誰であるべきか? という問題が出てきて、それはトランプしかいないんです。


──ああ、確かにそんな気はしますね。トランプは去年とかKKK(クー・クラックス・クラン)の会合に出たりとかどんどんやることが極端になってますよね(苦笑)。


ジェームズ:大統領になるにはエキセントリック過ぎます(苦笑)。ですから、ボケ老人のバイデンでも十分に勝てるのですが、トランプ以外の人間が共和党の大統領候補者になってしまうと話は変わってきます。バイデンに不満を持っている民主党員の票が共和党に流れるんです。その一方でトランプが嫌いだからバイデンに投票した共和党員ってたくさんいるんですよ。こういった勢力もトランプじゃなくなったら共和党に戻ろうという話になって、バイデンからだいぶ票が離れるんです。ここで民主党が一番危惧しているのがフロリダ州知事のロン・デサンティスです。まともなトランプといわれている彼が大統領討論会に出てきたら、ボケた老人のバイデンは完全にKOです。そうなってしまうのが目に見えているので、デサンティスとの対決だけは避けたいということなんですね。


──であるならば、共和党がトランプを代表に選ぶにはどうすればいいか?と。 


ジェームズ:それがトランプ人気を上げるということです。いまのトランプ裁判の議論を見るとですね、トランプは十字架に磔にされたイエスと同じような文脈で見られているんですよ。


──アメリカ人にも弱者に同情する判官(ほうがん)びいきってあるんですね(苦笑)。


ジェームズ:このような特殊なケースではありますね。デサンティスに入れようかなって迷っていた人がトランプに戻ってきていますから(苦笑)。逆流が起こっているんですよ。だからこれは本当に茶番の裁判でしかないんですけど、バイデン陣営がトランプを吊るし上げるためにやっているのではなく、トランプ人気を上げるためにやっているんです。このカラクリをほとんどの人は読めてないですね。


──いやぁ、僕はトランプ陣営のサイトで売ってる「NOT GUILTYマグカップ」を買おうかと思いましたよ、応援のために(笑)。


ジェームズ:ですから、アメリカ人でない人でも心を動かされるほど、あの茶番劇はうまく仕込まれてるわけです(笑)。


──確かにそうですよね。「何をやってるんだ、バカじゃねえのか、民主党は」って海外のニュースを読む人たちは思ってたと思うんですよ。ですけど、全然違うんですね。


ジェームズ:バイデン政権って基本、謀略政権ですから、ここまでの謀略はあります。


──じゃあトランプ側は完全にそれに乗せられちゃってるってことですね。


ジェームズ:バイデン陣営の手のひらに乗せられてる状況です。


──そういうことか。でも、いまの話は納得できますよね。じゃなきゃ、勝てる見込みがないって民主党側からも声が出てる裁判をなぜやるのか? って答えがでないんです。


ジェームズ:バイデン政権が続くためにはトランプがいなければダメという逆説があるんです(笑)。ですから、これは全部選挙戦の一環です。ウクライナ戦争も台湾有事も全部バイデンの選挙戦のためです(笑)。


──そう言ったらそうかもしれないですね。ちなみに24年の選挙ってどっちが勝ちそうなんですか? この流れで行くと。



ジェームズ:トランプが共和党の候補になるとバイデンが勝ちます。もうトランプにはうんざりという人がいっぱいいるので。あとは今のアメリカの選挙って不正があるんで、国内が内戦に至らないぐらいのレベルで不正をしてバイデンに勝たすと思います。


──不正をやるのであればデサンティスが立ったとしてもあまり変わらないんじゃないですか?


ジェームズ:デサンティスが共和党の候補になったらデサンティスが勝つと思います。


──不正選挙をやったとしても?


ジェームズ:デサンティス対バイデンでバイデンが勝ってしまったら、明らかに不正とわかってしまうので。そこまでやってしまうと、おそらく内戦になります。それにデサンティスが出てきたら民主党と共和党はいろんな問題に関してたぶんディールをすると思います。ここだけは覆さないでくれとか、そういうことができるので民主党もデサンティスを素直に勝たせると思いますね。


──では、デサンティスが出てきて共和党が勝つとどうなりますか? たとえば、日本の扱いは?


ジェームズ:共和党になればいま以上に残酷に扱われる可能性が高いです。バイデンは一応同盟関係重視主義者です。ですから、いま統合抑止の名の下、日本に日本版CDC(アメリカ疾病予防センター)を作るなどしていますよね。


──えっ、日本版CDCが同盟重視の意味ですか(苦笑)。


ジェームズ:アメリカの対日戦略が間接統治から直接統治にするということを、いましていますので。要はGHQのマッカーサーの時代に逆戻りさせようとしていますね、バイデン政権は。それを同盟重視と言っています(苦笑)。


──では、同盟を重視しないデサンティスになると……。


ジェームズ:台湾有事があっても「自国の安全保障は自国で守るものだ」となって米軍は動かないでしょう。ですから、本当に形だけの同盟になっていきます。現にデサンティスはウクライナ問題に関しては補助金を切ると言っていますから。選挙公約でもう言っていますから。


──まあ、でも、ある意味そっちの方がいいというか、日本としてはちゃんとした軍備を持った方がいいんじゃないんですかっていう気はするんですけど。


ジェームズ:軍備は絶対に持ったほうがいいです。それは大統領選挙に関係なく、持って当然なんです。私は何回も言っていますが、軍事力をアメリカに頼るから、アメリカの顔色を伺って生きていかないといけないんです。


──はっきり言って軍備は国として当たり前のことだと。実はこのトランプ起訴の茶番劇は意外に今後の世界を見る良いきっかけになりそうですね。


ジェームズ:ですから、なぜこんな茶番をやっているのか? という部分です。トランプを共和党の大統領候補にするためというのは民主党の選挙謀略ですが、もう一つ冒頭で言った「アメリカ国民に隠している深刻な問題」があって、本当はそちらのほうを我々は検討しなければいけません。


──我々? アメリカ国民だけの話じゃないってことですか?


ジェームズ:そうです。なぜなら、その問題とはドル基軸体制の崩壊だからです。


──ああ、最近いろんなところでドルの基軸通貨体制が終わると言われていますけど、それと関係あるってことですか?


ジェームズ:誰が大統領になろうともこのドル基軸体制崩壊の流れというのを止めることはできないんです。なぜなら、アメリカは国の総意として、つまり民主党、共和党関係なく、アメリカ全体としてアメリカ一極体制を終わりにしたいんです。この流れはずっとあったのですが、急に加速するようになったのは先月モスクワであったプーチン習近平の首脳会談からです。首脳会談が終わったあとにクレムリンを出発する際に習近平が、見送りに来たプーチンに歩み寄って「100年に一度のチャンスが我々に訪れようとしていますね」と言ったんですよ。プーチンも「私も同感です」と言って2人で笑っているんですね。これにはいろんな憶測が広まったんですけど、諜報関係者の間では独自通貨体制を作るチャンスになると言っていると解釈されています。プーチンと習近平は、あの会談でドル基軸体制の崩壊に向けて動き出したということです。そして、実はアメリカ側もドル基軸通貨体制のくびきから逃れたいと思っているんです。


──くびきですか? ドル基軸が。


ジェームズ:いまのアメリカにとって、ドル基軸通貨体制は厄介なだけです。ドル基軸通貨体制を維持するということは、必然的にアメリカが「アメリカ帝国」になるしかなく、世界で軍事覇権を維持しなければいけないという非常にコストの高い国家戦略になります。今のアメリカにはそのような国家戦略を永続できる余裕も意思もありません。アメリカが「アメリカ帝国」を辞めるとなると、「アメリカ帝国の駒」でしかない日本もそこに引きずり込まれて沈没します。アメリカは生き残りますが、日本は相当危ないことになります、たった一つの道を除いては。


──すいません。ちょっと待ってください。その話はかなり長くなりますよね。


ジェームズ:そうですね(苦笑)。


──では、そこはメルマガでやるとして、まずはトランプ起訴話の総括をお願いします。


ジェームズ:民主党側はトランプに嫌がらせをしているわけではないということです。子供でも勝てないとわかる裁判を本気でやるわけがありません。やるにはやる意味があって、それがトランプ人気を上げることです。トランプ人気を盛り上げて2024年の大統領選挙はバイデンvs.トランプの構図を作りたいのです。実際、いまトランプ人気は上がっていますから、民主党の思惑通りになっています。いつも言っているようにバイデン政権はアメリカ史上、類のない謀略政権ですから、表面上で見えるものを信じてはいけません。これはインテリジェンス・リテラシーを高める上ではよい教材になったのではないでしょうか?


──「なぜ、こんなバカな裁判を」と思いましたが、もう一つ裏があったんですね。


ジェームズ:諜報の世界ではすべてに裏があり、またそう認識することが肝心です。メルマガではもう一つ深い話をしますのでご期待ください。


【緊急】ついにジェームズ斉藤がメルマガを発行!!


 題して『ジェームズ斉藤の戦略インテリジェンス・ワールド』。まずは無料版の登録をお願いいたします。危険すぎる内容でTOCANAでも書けなかった裏情報と、ジェームズ斉藤による最新&最深の世界情勢分析を公開していきます。


●登録はコチラから


◎ 月に4回以上のニュースレターを送信致します。
◎ TOCANAでは伏せ字だった部分を公開していきます。
◎ アーカイブとして過去にTOCANAで公開した記事の完全版を随時公開します。
◎ 日本に巣食う売国著名人、政治家の実名と行動を明かしていきます。
◎ 9.11、ブレグジッド、ダボス会議、DS、イルミナティ、フリーメイソンといった主要事件、組織について、諜報関係者が共有する見解を公開します。
◎ 日本政治の根本的な闇となる●●系(無料版ですので伏せ字)を公開します。


●ジェームズ斉藤(@JamesSaito33)
某シークレットセミナー教官。某国諜報機関関係者で、一切の情報が国家機密扱い。国際ニュース裏情報の専門家。ツイッターはこちら


・ジェームズ斉藤これまでの記事はコチラ


★Parler (JamesSaito33)
https://parler.com/profile/JamesSaito33/posts


★Telegram
https://t.me/JamesSaito33

tocana

「バイデン」をもっと詳しく

「バイデン」のニュース

「バイデン」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ