【施設見学、入居へ】綺麗な設備を見て「まあまあ」と父なりの好評価。介護は1人で抱え込まない事が大切と入居後の父をみて思った…老々介護の父と娘【第69話まんが】
2025年5月1日(木)11時0分 婦人公論.jp
95歳、男やもめの頑固な父を、67歳の一人娘が介護する…笑って泣ける介護連載『オーマイ・ダッド! 父がだんだん壊れていく』が好評につき単行本化。この物語を原作に、主人公たちの若い頃まで遡り、家族の物語をとんがりめがねさんの漫画でお届けします。
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入居候補の施設見学
前話からの続き。
父や病院、施設とのやりとりを経て、父も退院後に入居候補となる施設を見学することになった。
見学日に病院へ父を迎えに行くと、父は不機嫌な様子で車椅子に乗って待っていた。不機嫌なのは、父が車椅子を好まないからだろう。
くわえて、久々の外出で緊張しているのも理由にあるのかもしれない。
↓↓↓次はお部屋です
まあまあだな
施設に入ることによって私の負担を軽くしようとしてくれる父の様子に愛情を感じ、私は胸がいっぱいになった。
その後、施設への引越し準備を進めることに。
↓↓↓父の言葉で胸がいっぱいに
入居後しばらく経って
父の言葉にホロっとしてしまった。父が元気になり、こんな素敵な会話をできる日が増えたのがとても嬉しい。
一時は施設に入ることが介護放棄にあたるのではないかと考えたが、目の前の父を見ていると、その考えは消えていった。父が穏やかに過ごせるだけでなく、私自身も笑顔で父と向き合えるという事実が、介護をひとりで抱え込まないことの大切さを教えてくれたように思う。
第70話へ続く。
原作はこちら
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