令和から昭和にタイムスリップ レトロ自販機の世界、オートパーラー上尾で満喫

2019年5月1日(水)11時0分 Jタウンネット

そば・うどん、ハンバーガーにトースト——自動販売機でこれらのメニューを買い、その場で食べるオートレストラン。かつては全国の国道沿いにあったがコンビニエンスストアの隆盛でその姿を見かける機会も少なくなった。


しかし、一部の地域ではこうしたオーレストランも未だに健在。Jタウンネット編集部では東京からも行きやすい埼玉県の店舗に行ってみた。埼玉県上尾市の「オートパーラー上尾」。果たしてどんな店なのだろうか。


フォーエバー昭和


オートパーラー上尾があるのは国道17号線沿い。交通量が非常に激しく、駐車時用の入り口がそれほど広いわけではない為、所見の場合は入るのが大変かもしれない。


筆者が訪れたのは月曜日の夕方であったが、車が数台停まっており中には何人かゲームをプレイする人の姿があった。


ゲーム機の台数は非常に多く、パチンコやスロットも設置。勿論ビデオゲームも置かれている。こういった場所ではお馴染みといえるちょっとお色気なゲームもしっかりとあり、縛りのキツい現実との差を楽しめる。


さて、本題である自販機のコーナーに行ってみる。ここはうどん・そばとトーストの自販機がある。フードのレトロ自販機ではオーソドックスな2種類があり、上尾市の立地とも相まって東京から初めてこういったスポットに行くという人には向いている。


すべて食べるところであるが、筆者の胃は有藤監督時代のロッテオリオンズのように弱い。そこで今回いただくのはトーストだ。


自販機に限らず滅多に見かけないコンビーフのトーストだ。たっぷりマーガリンの重厚感とコンビーフの塩気がジャンキーながら満足感を与えてくれる。


レトロなトーストにはレトロな飲み物。振り返ると懐かしい瓶のジュースも販売されている。


瓶のジュースと自販機トースト——とても平成が終わった気がしない。感じるのはフォーエバー昭和だ。


無造作に置かれた新聞に手を付け、たばこをふかしてトースト食べて、瓶ジュースで流す。ペニンシュラ東京に泊まるのが至高の贅沢と言うなら、筆者はこれで盾を突く。生活そのものを遊びとして昇華できる夢の空間。何かあったらここに住んでも良い。

Jタウンネット

「令和」をもっと詳しく

「令和」のニュース

「令和」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ