オフィスでの仮眠をサポートするチェアが登場、顔周りを覆うシェードで快適に - プラス
2025年5月12日(月)10時58分 マイナビニュース
プラスは5月8日、オフィスでの快適な「仮眠」をサポートする新シリーズ「Office Nap(オフィスナップ)」を全国の文具・事務用品販売店、量販店、家具店などで発売した。
○仮眠「NAP」の効果とは
日本のワーカーは、慢性的な睡眠不足に悩まされているといわれている。2021年にOECD(経済協力開発機構)が実施した調査によると、日本人の平均睡眠時間は7時間42分と、調査対象33カ国の中で最も短いことが明らかになっている。また、1日の平均睡眠時間が6時間未満の人の割合は男性30〜50歳代、女性40〜50歳代では4割以上を占める。
こうした背景の中、「昼寝」や「仮眠」を意味する"NAP(ナップ)"が、近年注目を集めている。NASAの研究によると、26分の仮眠を取ったパイロットの認知能力が34%、注意力は54%も向上したという結果が報告されている。さらに、仮眠あり/なしで主観的な眠気と検出課題の見落とし数を調べたある実験では、適切な時間仮眠した条件において、主観的な眠気の低減に加え、パフォーマンスも安定して維持されていることがわかった。
○仮眠に適した製品ラインアップ
Office Napは、仮眠に適した角度の「ハイバックチェア」(401,500円)、顔周りを覆う「シェード」(104,500円)などを展開している。その他のアイテムとして、「オットマン」(104,500円)、「サイドテーブル」(74,800円)、「枕カバー(4枚入り)」(33,000円)をラインアップしており、それぞれにオフィスでの快適な仮眠をサポートする工夫が盛り込まれている。
NAPにおいては、深い眠り(ノンレム睡眠の第3段階)に入る前に目を覚ますことが重要と言われており、第2段階に到達するには、寝付くまでの時間を含めて約15〜20分ほど要するとされている。そのため、熟睡し過ぎず、ちょうどよい時間(約15分)で目覚められる工夫が必要となる。
ハイバックチェアは絶妙な後傾角度110度を採用し、深い眠りに落ちることを防ぎ、仮眠に適した姿勢を保持することができる。
さらに、座面と枕にはクッション性に優れた凹凸構造のウレタン素材を採用。「点」で支えるため、圧力を分散し、NAP(仮眠)中の身体への負担を軽減できる。枕は上下に可動し、体格に応じて調整可能。洗濯可能な枕カバー(4枚入り)もオプションで用意されている。
また、チェア左側のベルトには、別売の香りのミスト「Air Forest Refresh Mist」(スプレー本体1,001円/つめかえ用1,232円)を掛けることができる。ミストは北海道のトドマツの森林成分を配合し、NAP前後に使用することで、気分をリフレッシュできる。
ハイバックチェアにオットマンを組み合わせれば、足を伸ばした快適な寝姿勢が可能になる。新製品展示会にてプロトタイプ展示を行い、ヒアリングを通して高さを変更するなど、実際の使い心地にこだわったという。
顔周りを覆い、適度な暗さを実現する回転式シェード。寝顔を見られることがなく、安心して眠りにつくことができる。
サイドテーブルは、仮眠以外の時間にはメール返信などライトタスクにも使える仕様となっている。回転機能が備わっているため、立ち座りの動作を妨げず、快適な作業環境を提供する。