カルディで人気のインスタント麺「激辛ノグリ」は「辛ラーメン」より辛いのか? 食べ比べてみた!

2021年6月6日(日)10時49分 食楽web


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 辛いインスタント麺といえば、韓国の「辛ラーメン」が有名です。その発売元『農心』は、他にも「ノグリラーメン」や「チャパゲティ」といった袋麺を出しており、カンヌやアカデミー賞を総なめにした映画『パラサイト 半地下家族』では、この2つをかけ合わせて作る「チャパグリ」が劇中に登場。日本でもかなり話題になったのは記憶に新しいでしょう。


「ノグリラーメン」と「チャパゲティ」

 また、『農心』の袋麺はこれ以外にも「辛ラーメンキムチ」や「辛ラーメンブラック」など多数あって、どれも個性的。しかし、いろいろ試しても、筆者の場合は、結局、食べたくなるのは、いつも「辛ラーメン」でした。


「辛ラーメン」は容赦ない辛さが特徴

「辛ラーメン」の良さは、単純明快な辛さにあります。辛さが他の袋麺よりも突き抜けていて、卵やキムチとも相性がいいので、中毒性があるのです。

 しかし、つい最近、友人から「ANGRY ノグリ激辛」(以下アングリー)という袋麺をもらいました。「ノグリラーメン」の激辛版ですね。


ノグリにひっかけた“アングリー”というネーミングも面白い。具材は大きい昆布とわかめ、イカが入り、海鮮の旨みがアップ。カルディでは、1袋149円で販売していました!

 通常の「ノグリラーメン」の特徴は、コシのあるもちもちとした太麺と、貝、イカ、エビ、カツオなどの海鮮ダシに唐辛子が加わった旨辛スープ。この海鮮だしが強い旨みを全体に行き渡らせています。そして「辛ラーメン」ほどではないにせよ、ピリリと辛い。

 しかし、この新商品「アングリー」は「ノグリ」の3倍の辛さだというのです。とはいえ、やっぱり思ったのは、結局は「辛ラーメン」のほうに辛さも旨さも軍配が上がるのでは? ということ。そこで、実際に食べ比べてみることにしました。

「アングリーノグリ」は「辛ラーメン」より辛いのか検証


「アングリー」は、通常の「ノグリラーメン」の辛さを3倍にした商品

 さっそく2つの袋麺を同時に作っていきます。鍋に水を入れて沸騰させ、麺と具材と粉末スープを入れます。ここまでは同じですが、水の量や煮込み時間が微妙に違います。

・「辛ラーメン」⇒水550ml、煮込み時間4分30秒/1食120g(500kcal)
・「アングリー」⇒水500ml、煮込み時間5分/1食121g(506kcal)

 アングリーのほうは水分量が50ml少なく、煮込み時間も30秒長いですね。これによりどんな変化が出るんでしょうか。気になります。今回は味比べなので正確に作りました。できあがったのがこちら。


左が「辛ラーメン」、右が「アングリー ノグリ激辛」

 見た目からして、全然違います。スープの赤色が「アングリー」の方が濃く、やはり汁気が少ない。もともと水分量が「辛ラーメン」より少なく、なおかつ煮込み時間が30秒長い理由もありますが、さらに「アングリー」は太い麺なのでスープをよく吸収します。スープの濃度が濃く出るのでしょう。

 さっそく熱々のスープをそれぞれ一口飲んでみると、「辛ラーメン」はいつものようにピリリとした辛さ。安定の美味しさ。そして気になる「アングリー」ですが、もっと辛い。思わずブハッとむせ、ヒィヒィ、ハァハァとなります。パッケージに描かれたたぬきのキャラのように、目に炎が浮かぶ、モーレツな辛さです。

 そしてスープの温度が下がってくるにつれ、「アングリー」は辛さの先に「ノグリ」特有の海鮮ダシを強く感じます。モチモチ太麺にも、辛味とダシが染み込んでいて、辛いけど旨い。旨いけど辛い。一方、「辛ラーメン」は「アングリー」と比べると、辛さも弱く、旨みも少ない印象です。


「アングリー」の太麺には辛さも旨さもよく染み込みます

 というわけで結論です。「アングリー」は、「辛ラーメン」よりも辛い。それだけでなく旨みが強い。さらにもちもち麺の食感といい、濃厚さといい、「辛ラーメン」を軽々と超えた優秀な袋麺でした。

 もちろん個人的な感想ですが、現状、農心の袋麺の中では「アングリー」がダントツに美味しいと思いました。興味のある方は、ぜひ「アングリー」と「辛ラーメン」を食べ比べて、その実力を試してみてください。

(撮影・文◎ナナノナノ)

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