「田舎館村、半端ないって...」 本場の田んぼアートは、今年もすごかった

2018年7月18日(水)20時0分 Jタウンネット

田んぼアートといえば、今や全国で行われている、もはや珍しくないイベントかもしれない。だが本家本元は、さすがに違う。2018年7月12日、青森県田舎館(いなかだて)村で田んぼアートの「見ごろ宣言式」が行われ、そのレベルの高さに驚きの声が上がっている。


田んぼアートは、2会場で開催されているが、第1会場のテーマは、アメリカ映画の名作『ローマの休日』だ。主演のグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンがイタリアのスクーター「ベスパ」に2人乗りするシーンや、ローマの名所「真実の口」の前で抱き合う2人がリアルに描かれている。


一方、第2会場のテーマは、今年で生誕90周年を迎える漫画家・手塚治虫さんへのオマージュだ。


Jタウンネット編集部は青森に電話して、話を聞いてみた。


「とんでもないレベルになってるぞ!」「今年は凄かった!」


電話で答えてくれたのは、田舎館村の企画観光課の担当者だ。


田舎館村の田んぼアートのレベルがなぜ高いのか、聞いてみた。


「田舎館村が田んぼアートを始めてから、もう25年以上の実績があります。さまざまなノウハウが蓄積されていることはもちろんですが、職員が一丸となって、村をあげて取り組んでいることに尽きるのではないでしょうか」

役場の職員は80人ほどだというが、田植えの時期になると日替わりで田んぼに出るとのこと。田んぼアート界の先駆け、先駆者であり、全国各地から研修にやって来る指導者的な存在だが、職員の一致団結した協力がレベルの高さを支えている。


田舎館村には、垂柳遺跡という国の遺跡がある。ここは弥生時代中期の水田遺構、つまり2000年前から稲作に適した土地だったのだ。この稲作の伝統をアピールするために生まれたのが、田んぼアートだったのだ。


ツイッターにはこんな声が寄せられている。


青森の田舎館村にある田んぼアート、とんでもないレベルになってるぞ! pic.twitter.com/fEm8qNxMoP
- jun@株不調系FXリハビリ男子 (@xi10jun1) 2018年7月9日

世界に誇る田舎館村の芸術品
田舎館村田んぼアート
今年の第一会場の作品は「ローマの休日」。 pic.twitter.com/bddZJil1NX
- あっくん (@akkunsp) 2018年7月17日

「とんでもないレベルになってるぞ!」「最初に田んぼに描こうと思いついた人すごいと思う」「思ってたよりも凄かった!」など、驚嘆の嵐だ。田んぼアートの見ごろは8月中旬ごろまで。

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