読書感想文コンクール2020年の課題図書…小学校は計12冊

2020年7月28日(火)17時15分 リセマム

課題図書 小学校低学年の部(一部)

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全国学校図書館協議会と毎日新聞社は「第66回青少年読書感想文全国コンクール」を開催する。応募者の年齢は満20歳まで。応募者の在籍する校種によって、応募を5部10区分とする。小学校は、低学年・中学年・高学年の3つの部に分かれ、それぞれ4冊の課題図書がある。締切りは都道府県により異なる。

 青少年読書感想文全国コンクールは、子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図るのが趣旨。より深く読書し、読書の感動を文章に表現することを通して、豊かな人間性や考える力を育む。

 対象図書は、主催者が指定した課題図書「課題読書」と、自由に選んだ「自由読書」の2種類。自由読書は、フィクション、ノンフィクションを問わない。課題図書であっても該当の部以外であれば、自由読書として応募することができる。ただし、教科書、副読本、読書会用テキスト類またはこれに準ずるもの、雑誌(別冊付録を含む)、パンフレット類、日本語以外で書かれた図書および課題図書は対象としない。

 応募者の年齢は満20歳まで(2000年4月2日以降に出生の者)。応募者の在籍する校種によって、応募を小学校低学年・中学年・高学年、中学校、高等学校の5部とし、それぞれ課題読書・自由読書の計10区分とする。

 小学生の課題図書は、低学年の部が「山のちょうじょうの木のてっぺん」「おれ、よびだしになる」「タヌキのきょうしつ」「ながーい5ふん みじかい5ふん」の4冊。中学年の部が「青いあいつがやってきた!?」など4冊、高学年の部が「ヒロシマ 消えたかぞく」など4冊。著者や出版社などの書籍情報、見どころはWebサイトで確認できる。また、試し読みも可能。

 応募は日本語で書かれた作品に限る。課題読書・自由読書それぞれに1人1編ずつ応募できる。文字数は、小学校低学年の部が本文800字以内、中学年の部と高学年の部が本文1,200字以内。作品提出は、必ず在籍校を通じて提出する。締切りは都道府県により異なる。

 入賞発表は、在籍校を通じて本人宛に通知する。同時に、2021年2月「毎日新聞」「毎日小学生新聞」「学校図書館」「学校図書館速報版」紙上で発表する。課題読書・自由読書を通じて各部1編を最優秀作品として内閣総理大臣賞を贈呈。また、在籍校には学校賞を贈呈する。

◆第66回青少年読書感想文全国コンクール
小学校の部の課題図書
【小学校低学年の部(1・2年生)】
山のちょうじょうの木のてっぺん(最上一平 作、有田奈央 絵、新日本出版社)
おれ、よびだしになる(中川ひろたか 文、石川えりこ 絵、アリス館)
タヌキのきょうしつ(山下明生 作、長谷川義史 絵、あかね書房)
ながーい5ふん みじかい5ふん(リズ・ガートン・スキャンロン 文、オードリー・ヴァーニック 文、オリヴィエ・タレック 絵、木坂涼 訳、光村教育図書)

【小学校中学年の部(3・4年生)】
青いあいつがやってきた!?(松井ラフ 作、大野八生 絵、文研出版)
ねこと王さま(ニック・シャラット 作・絵、市田泉 訳、徳間書店)
ポリぶくろ、1まい、すてた(ミランダ・ポール 文、エリザベス・ズーノン 絵、藤田千枝 訳、さ・え・ら書房)
北極と南極の「へぇ〜」くらべてわかる地球のこと(中山由美 文・写真、学研プラス)

【小学校高学年の部(5・6年生)】
ヒロシマ 消えたかぞく(指田和 著、鈴木六郎 写真、ポプラ社)
月と珊瑚(上條さなえ 著、講談社)
飛ぶための百歩(ジュゼッペ・フェスタ 作、杉本あり 訳、岩崎書店)
風を切って走りたい!:夢をかなえるバリアフリー自転車(高橋うらら 著、金の星社)

リセマム

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