これはカン?それともカンカン? 「缶」の呼び方をまとめたグラフが納得感あると話題に
2020年8月11日(火)11時0分 Jタウンネット
突然だが皆さんは、「カン」と「カンカン」の境界線を考えたことはあるだろうか。
たとえば、筆者の祖母は薬や手紙などを、貰い物の洋菓子が入っていた「カンカン」に入れている。
「そこのカンカン取って」と言われれば、だいたいそれのことだ。しかし、祖母は缶詰のカンのことは「カンカン」とは呼ばない。いったいその差は何なのか......。
そんな疑問が少しは解決できるかもしれない表がツイッターで話題になっている。

これはアマニタ・パンセリナ(@_dekopondekopon)さんが2020年8月5日、ツイッターに投稿したもの。
画像の右側にいけばいくほど「カン」と呼ばれやすく、左にいけばいくほど「カンカン」と呼ばれやすい...ということらしい。
「『カン』と呼ばれやすい」とされているのは、サバ缶や保湿クリームの入っているニベア缶など。麻雀の鳴きの一種である「カン」もあるが、これは作者のユーモアと考えていいだろう。
真ん中あたりには、コーヒー缶。それから、ディズニーのおみやげの缶が並んでいる。イメージとしては、クランチチョコレートが入っていて、周りにキャラクターが描かれているあれだろうか...?
そして「カンカン」に近づいていくにあたり、一斗缶、パンダのカンカン(これもユーモアだろう)...とくる。そして、表の中で最も「カンカン」と呼ばれやすいものは、
「おばあちゃん家にある和菓子が入っているやつ」
となっている。
パンダのカンカンより、おばちゃん家にある和菓子が入っているやつの方が「カンカン」と呼ばれやすいとは......。だが、確かにおばあちゃん家にあるあれは「カンカン」以外、なんと呼ぶのか分からない。
この表にツイッターでは、「すっげぇわかる」「わかりやすくまとめてあって最高です」といった声が出た一方で、「一斗缶は『ガンガン』と言うなあ」「関西人に言わせたら、全てカンカンになります」といった反応も。
そのほか、ほかの「カン」や「カンカン」を例に出して、
「サクマ式ドロップもカンじゃね?」
「愛は勝つの人がいませんよッ?!」
「浅田飴も入れてあげて」
「踏切は?」
などと反応するユーザーも現れ、ちょっとした大喜利のような状態になっている。
「基準を可視化しようと...」
Jタウンネットは6日、投稿者で制作者のアマニタ・パンセリナさんに話を聞いた。
まず、このカンの表を作った経緯について尋ねると
「職場で缶のペン入れがありまして、上司がそれを『カンカン』と呼んでいたのですが僕は『カンだろ』と思い。なんでそう思ったのかひっかかったので基準を可視化しようと思い作りました」
との回答が。日常のふとした疑問から誕生したもののようだ。
カンのペンケース...それもどう呼べば良いか悩ましいところだ。アマニタ・パンセリナさんの中での境界線を聞いてみたところ、
「大きさ、四角か円か...だと思っていたのですがドラム缶が『カンカン』と呼ばれるところを聞いたことがないので線引きは未だ謎です」
とのこと。表の中での分類については「これは完全に僕の感覚によるものです。パンダや麻雀を混ぜたのも僕のユーモアによるものです」としている。
今回の表がツイッターで注目を集めたことについては
「様々な意見が届いていて見るのが面白いのですが『おばあちゃん家の和菓子が入ってるやつ』はみんな総じて『カンカン』なのがかなり面白いですね。普段からこうやってインターネットで広く拡散される機会は多いのですが今回は『参加形のツイート』という感じが強く、楽しいです」
としていた。