友人に夫が急死したと伝えると「事故物件になるから、売却するときは必ずその旨伝える義務がある」と言われて......【後編】

2023年8月28日(月)18時12分 キャリコネニュース

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友人の心ない言葉に傷ついた経験のある人もいるだろう。千葉県の50代後半の女性(事務・管理/年収300万円)は夫の急死を友人に打ち明けた際、信じられない言葉をかけられた。


「彼女は多少のお悔やみを口にした直後『自宅で亡くなるとその家は事故物件になるから、売却するときは必ずその旨伝える義務がある』と私にご丁寧に教えてくれたのです。そのほかにも、遺族年金だの生命保険だの、うちが会社を営んでいたので負債がどーだのと、余計なお世話な発言を散々されました」


詳細は前編で語っているが、女性は以前にもその友人の言葉に傷つけられたことがあるため、「またか!と唖然としました」と憤った。(文:福岡ちはや)


今度は友人のほうに不幸がやってきた



夫の急死という悲劇に見舞われた女性だったが、今度は友人のほうに不幸がやってきた。女性いわく「彼女が一家で破産し、名前も変え、家も取られてしまいました」というのだ。そんな彼女を、女性はもう1人の友人と共にいろいろと手助けした。


「ランチ代もない彼女のために、家から材料を持ち寄り手作りランチを楽しんだり、私は仕事を紹介し、彼女はその仕事に就くようになりました」


ただ、友人はがむしゃらに働くことはしなかった。女性はそれを「子どもには家庭の状況を嘘で固めていました」と言い、批判的な気持ちで見つめていた。


「(友人は)破産したにもかかわらずセレブ気取り。どう見てもセレブではないのに、働くのは午前中の短時間、平日のみ。その代わり家の中はピカピカ。どこを見てもホコリ1つなく磨き上げられています。子どものどんな行事にも必ず同行し、どんなに切り詰めても子どもの言いなりになんでも与える」


一方、女性ともう1人の友人はシングルマザーだったので、「子どもにも多少の我慢はさせ、朝から晩までフルタイムで働いていました」という。経済的格差から、3人の価値観はどんどんすれ違っていった。


「彼女も同じように働きさえすれば、ランチ代などに不自由することもないと思われ、何度も進言しましたが、(友人は)のらりくらりとごまかし、仕事を増やそうとはしませんでした。3人で会うと自由にランチに行くこともできない。私たち2人とはあまりにも価値観がずれ、ときには私たちの経済状況をうらやむような発言が聞かれるようになり、『これではもう無理だ。付き合っていけない』と判断して、宣言はしませんでしたが二度とこちらからの連絡を断ちました」


その後も3年に渡り、友人から季節ごとの挨拶LINEや「これ以上はLINEしない」というメッセージが届いたが、女性は無視し続けた。やがてLINEの履歴もスマホの機種変更で消え、今では完全に絶縁状態となっている。


「縁が切れた今になって思いますが、彼女は私を妬んでいたのかもしれません。私自身も決して恵まれてはおりません。ただ金銭面では、彼女よりがむしゃらに働いていただけなのにと思っています」


こうして20年にわたって続いた女性と友人の関係は消滅した。いろいろあったが、どうやっても2人は最終的に絶縁する運命だったのかもしれない。

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