大切なペット、災害時にどうすれば... 千葉停電のリアルな体験描いた漫画が考えさせられる

2019年9月25日(水)17時0分 Jタウンネット

千葉県を中心に大規模な停電を引き起こした台風15号。東京電力の公式サイトによれば、台風の通過から2週間以上が経過した9月25日現在も停電が続いている地域がある。


そんな停電時の体験を描いた漫画が、ツイッターで注目を集めている。


作者はツイッターやピクシブなどで漫画を発表している千葉県在住のスガ(@suga23_5cm)さん。「我が家から電気がなくなった時の話」と題して、23日に漫画をツイートしたところ、大きな注目を集めることになった。


さっそく、話題の作品をご覧いただこう。


我が家から電気がなくなった時の話(1/6)#千葉停電 pic.twitter.com/1JJFFc1CPR
- スガ (@suga23_5cm) September 23, 2019

ペットと一緒に災害を乗り切ることの難しさ


こちらは、スガさん一家が実際に体験した停電の日々を漫画で記録したもの。6つのツイートにおよぶ漫画では、9日間の停電被害で体験したことや気づきなどが記されている。


犬や猫などたくさんのペットを飼っているというスガさん一家。台風が来る直前にも災害時にある程度自活できるよう対策を検討していたという。しかし、長期に渡り停電が起きたことについては、


「まさかこの停電が1週間以上も続くとは思いもよらなかったのでした」



と振り返る。


停電中、数々の想定外の出来事が。停電1日目、あまりの暑さに家の中にいるとペットたちも体力を消耗してしまうため、ペットを連れて車で避難を試みた。しかし、


突如激しい呼吸になり、じわじわと汗をかく愛猫。乗り慣れていない車にストレスを感じたのか、体調を崩してしまったようだ。


この時は結局家に引き返し、かかりつけの獣医に相談。無理に車で移動させるよりも、首回りや股の間を冷やしながら落ち着く場所で様子を見ることにしたそうだ。


当初、非常時はペットとの「同行避難」を想定していたというスガさん。しかし、現実は車に弱く外では緊張気味の愛猫や暑さに弱く騒がしい愛犬たちなど、様々な課題に直面することになり、避難プランの再考を迫られたという。


「今回の停電はたしかに大変な被害でした ですが、停電がなければ気づけなかったこともあります」



とスガさん。ペットと一緒に災害を乗り切るとの難しさや、家族や友人、地域とともに支えあうことの大切さ、普段何気なく使っている電気のことなど、様々な気づきを得たとのことで、


「今回得たたくさんの経験を忘れずに次の成長に生かしていきたい」



そう思った9日間だったとして、作品を締めくくっている。


千葉で起きた大規模停電を扱ったこちらの漫画にツイッターではこんな反応が。


千葉停電、漫画で残してくれてありがとうございます
- ジョエーウ (@joejoeu) September 23, 2019

電気ないと生活できない時代ですよね
- Rivaia( ) (@_Rivaia_) September 23, 2019

はじめまして、私も実家は千葉で台風の被害で停電断水になりました。私は東京に住んでいるので直接の被害はなかったのですが、両親と弟が千葉に住んでいるので大変だったようです、今回の停電で分かった事は生活において水道と電気のライフラインは欠かせないものだと改めて認識しました。
- 雨月 (@89tourabunk520) September 23, 2019

停電被害の様子が漫画を通して伝えられたことに感謝する声や、実際に被害を経験した人からは漫画の内容に共感する声も。


投稿したスガさんは、漫画を投稿した理由について、次のような思いを明かした。


「今回我が家が経験したことについて、私自身忘れないうちに描き残し、また他者にわかりやすく伝えることで我が家の、そして見知らぬどこかの誰かの、未来の防災対策の一助になればと思い今回のレポの執筆に至りました」


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