9月は馴染みある言葉が3つ入選「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」キャンペーン

2023年10月19日(木)11時15分 リセマム

大辞泉が選ぶ新語大賞 2023

写真を拡大

小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、2023年5月18日より開催中の「大辞泉が選ぶ新語大賞」キャンペーンに寄せられた187件の新語の中から、9月の新語5件を選定した。このうち3つの新語は、新しくはないが国語辞典が拾い切れていなかったものとなった。

 「大辞泉が選ぶ新語大賞」は、『大辞泉』編集部が2016年から毎年開催している恒例企画。新しい言葉(新語)や今までにない新たな言葉の使い方(新語義)を一般から募集するオンライン参加型のキャンペーンである。8回目となる2023年も、5月18日「ことばの日」から11月15日までの約半年間、一般からの投稿を募集し、編集部が毎月「月間賞」となる新語を発表。さらに12月には、その中から「大辞泉が選ぶ新語大賞」が選定・発表される。

 9月の新語として選ばれたのは、「アフターコロナ」「頂上決戦」「ナイトタイムエコノミー」「一周回って」「借りぱく」の5語。「大辞泉」の編集協力者の明治大学国際日本学部教授の田中牧郎氏は、「“また増えてきている”などと、新型コロナに関する話題は今もたまに耳にします。しかし、緊迫感・恐怖感は以前ほどではありません。政府が収束宣言をしたわけではないですが、世間は“アフターコロナ”の雰囲気です。今年の有力新語でしょう。以前は夜間に食事するだけで批判されましたが、“ナイトタイムエコノミー”を官民が推奨するさまには隔世の感があります。“頂上決戦”“一周回って”“借りぱく”は新しい言葉ではありませんが、国語辞典が拾い切れていなかった表現です。こういった投稿をいただけると、辞典編集部としては大いに助かります。キャンペーンはあと約1か月。まだまだご投稿をお待ちしております。」と選評を寄せている。

 なお、このキャンペーンで選ばれた新語は『大辞泉』デジタル版に採録され、アプリや電子辞書、「goo 辞書」をはじめとする各種ポータルサイトの公式辞書に実際に掲載、実用化される。近年の大賞には「親ガチャ」のような世相を代表する言葉ばかりでなく、「使い倒す」といった新たな視点からの選出もある。キャンペーン参加賞品として、期間中毎月30名、計180名に抽選でアマゾンギフト券500円分がプレゼントされる。また新語大賞に選ばれた言葉の投稿者から、抽選で1名にアマゾンギフト券1万円分がプレゼントされる。

◆「大辞泉が選ぶ新語大賞 2023」概要
実施概要:キャンペーンWebサイトの投稿フォームおよびX(旧Twitter)にて、『大辞泉』に未収録の新語と新語義を広く募集。小学館『大辞泉』編集部が収録候補となる作品を期間中毎月発表し、さらに2023年12月初旬に「大辞泉が選ぶ新語大賞」を発表。それらの言葉の語釈を編集部が執筆陣に依頼し、2024月の改訂時に『大辞泉』デジタル版で載録する。goo辞書、コトバンク、ジャパンナレッジでも順次掲載
募集期間:2023年5月18日(木)〜11月15日(水)
応募方法:Webサイトの投稿フォーム、もしくはX(旧Twitter)からの投稿
賞品:全応募者から抽選で、6月から11月まで毎月30名に「Amazonギフト券500円分」をプレゼント(当選者合計180名)。またキャンペーン終了後には「大辞泉が選ぶ新語大賞」を選定し、その新語を投稿された方の中から抽選で「Amazonギフト券1万円分」を1名にプレゼント

リセマム

「新語」をもっと詳しく

「新語」のニュース

「新語」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ