便秘やダイエットの悩み解消!?体の中に意識を向ける

2022年10月21日(金)17時0分 ココカラネクスト

 突然ですがみなさんは、外見だけでなく、体の中を綺麗にすることを意識して生活をしていますか?

運動を頑張ったり、食事を制限しているのに変化が出ないという方は体の中の環境が整っていない可能性があります。

本日は便秘などでお困りの方にも読んでほしい「腸内環境」についてご紹介します。

一緒にからだの内側からも綺麗になりましょう。

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1.腸内環境が悪いと太りやすくなる?

太るメカニズムに腸内環境が関わっていることを示したアメリカの研究に注目が集まっています。

この研究では、まず腸内に細菌がいないマウスを2つのグループに分けて、片方のグループには太っている人の腸内細菌を、もう片方のグループには痩せている人の腸内細菌を移植しました。

それぞれのグループのマウスを1ヶ月同じ食事と運動量で育てた場合、太っている人の腸内細菌を移植されたマウスは、痩せている人の腸内細菌を移植されたマウスよりも、明らかに脂肪量が多かったのです。

(参照)
2013年9月6日「肥満に不一致な双子の腸内細菌叢はマウスの代謝を調節する」
https://www.science.org/doi/10.1126/science.1241214

このように腸内細胞が変わるだけで脂肪量の結果も変わります。

腸内環境が悪い場合には脂肪をためやすくなってしまうんですね。

2.良い腸内環境とは?

1.腸内細菌の種類が多い
太りにくい人の腸内環境には、様々な種類の腸内細菌が住んでいると言われています。

腸内細菌にはそれぞれ得意分野があり働きが異なるとされ、腸内細菌の種類が多ければ消化できる物質の種類も増え、体内に脂肪として蓄積しにくくなると考えられています。

2.短鎖脂肪酸が多い
太りにくい人の腸内には、短鎖脂肪酸という物質が多数存在することが分かっているそうです。

短鎖脂肪酸とは腸内の善玉菌から生み出される脂肪酸で、脂肪の吸収をしにくくするだけでなく、脂肪を積極的に消費する働きをするそうです。

そのため、短鎖脂肪酸が腸内に多数存在する人は、そうでない人と比べて、同じ食生活でも太りにくいとされています。

3.腸内環境を整えるには?

善玉菌は、短鎖脂肪酸を生み出し、食物繊維を餌として増えるので、食物繊維が豊富に含まれる食品を意識的に食べることをおすすめします。

・玄米
・ゴボウやアスパラガス、キャベツなどの野菜類
・バナナやグレープフルーツなどの果物
・大豆や納豆などの豆類
・シイタケやエノキなどのキノコ類
・わかめやひじきなどの海藻類

また、発酵食品を積極的に摂り入れることで、短鎖脂肪酸を作り出す善玉菌を活性化させることができるといわれています。

以下のような発酵食品を日々の食事に加えていきましょう。

味噌・しょう油・納豆・ヨーグルト・チーズ・キムチ・粕漬けなど

腸内環境のセルフチェック法は、毎日の排便を見ることです。

一般的には、色は黄色か褐色、バナナ状なら良い腸内環境が保たれているとされています。

腸内環境が良くなる生活を続けるだけでなく、こまめに便をチェックする習慣も身につけていきましょう。

[監修:野澤 祥]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

QUALITAS エステティシャン・管理栄養士 野澤 祥

神楽坂・外苑前にて「悩みのない『あなた史上』最高のカラダへ」をCONCEPTに、「トレーニング」×「エステ」×「食事指導」を組み合わせた、まったく新しいスタイルのパーソナルジムです。
ダイエット、ボディメイク、姿勢改善、体力向上どんなお悩みもご相談ください。

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