ラーメン・炒飯・餃子が学食並みに安いのに旨い! 町中華チェーン『れんげ食堂Toshu』の王道中華が美味しいワケ

2022年10月30日(日)10時49分 食楽web


『れんげ食堂Toshu』 | 食楽web

 ここ数年、都内で増えている『れんげ食堂Toshu』 という町中華をご存知でしょうか? オリジン弁当を手掛けるオリジン東秀という会社が出している中華チェーン店で、東京、千葉、神奈川に55軒もあるようです。 町中華の割には雰囲気がカフェっぽくて、女性ひとりでもスッと入れそうな感じの店構えなんですが、いったい何を食べれば良いのかよくわからず、ついつい素通りしてしまっていました。

 店頭のショーウィンドウを覗くと中華料理全般がまんべんなくあることはわかるし、餃子が推しっぽくもあるのですが、それ以外に例えばチャーハンの種類が豊富だとか、ラーメンがこってりしているとか、ちょっと変わったメニューがあるという感じでもない…。つまり何がウリなのかイマイチ伝わってこないんですね。


なんとなくカフェのような店構えの『れんげ食堂Toshu』

 ところが、ある平日のお昼、店の前を通りかかると、ちょっとびっくりするほどのお客さんがどんどん吸い込まれるように入っていくのを目撃。ガラス越しに店内を覗くと、ほぼ満席状態。ちなみに隣には『大阪王将』もあり、そちらは空席が目立つのに、です。いったいみんな、何を食べてるんだろう? と非常に気になりました。

 そこで、これはいい機会かもしれないと思い、筆者も実際に食べてみることにしました。

定食が学食並のお値段で旨い!


セットメニューの豊富さがスゴい

 入店し、改めて卓上のメニューを広げてみると、麺、丼、定食などかなり多彩です。そして気付いたのは、どれもこれも安いということ。例えば醤油ラーメンは税込みで467円。『餃子の王将』や『大阪王将』、はたまた『バーミヤン』などの有名中華チェーン店のラーメンも安いとは思っていましたが、それでも500円以上はします。

 さらに丼も定食も500〜600円台! もはや学食や社食の価格帯じゃありませんか! しかし、肝心なのはやっぱり味。何を食べるか悩みます。


どれもお弁当のようなリーズナブルな価格です(食楽web)

 安いのはいいにしても、何を選べばいいかわかりません。そこで、他のお客さんが食べている料理を盗み見してリサーチすることに。

 まず左隣のカウンター席に座った会社員風の男性が注文したのは、どうやら、醤油ラーメンと餃子の2点セット。テーブル席に座った学生さんらしき3人も、ラーメンやチャーハン、餃子、そして中華丼や野菜炒め定食などを食べているようです。

 さんざん悩んだ末、今回は初訪店ということもあり、町中華の王道であるラーメン、チャーハン、餃子を食べてみることに。改めてメニューを見ると、その3点がすべてミニサイズでセットになった「ミニ東秀セット」(735円)を発見。年がら年中ダイエット中の筆者にはありがたいセットです。というわけでこれに決定。


「ミニ東秀セット」(735円)に「煮卵」(100円)をプラス

 待つことしばし。登場した「ミニ東秀セット」は、トレーにちょこちょこっと収まった半ラーメン、半チャーハン、餃子3個。全部、ちょっとしたお子様ランチのようなサイズですが、どれも手抜かりのない縮小サイズ版と言った感じで、実に美味しそうです。まずは半ラーメンからいただきます。


半ラーメンですが、分厚いチャーシュー入り

 半ラーメンとはいえど、画像をご覧ください! 分厚いチャーシューを筆頭に、ネギ、わかめ、メンマという王道のトッピングがしっかりもれなく入っています。

 麺はちぢれ麺、スープは透き通った醤油味。スープを飲んでみると、あっさりしていながら、ちゃんと出汁の旨味も感じます。麺はつるつるしていて、噛むともっちり。おお、奇をてらっておらず、ちゃんと美味しいです。特に優秀なのがチャーシューです。口当たりがふわっとしていて、舌の上でほろりとほどける柔らかさ。かといって脂っこくもなくて、いくらでも食べられる…。これはめちゃくちゃ美味しいです。

 続いて小皿に入ったチャーハンに行ってみましょう。


半チャーハン

 こちらもちょっとだけのチャーハンですが、タマゴやチャーシュー、ネギといった具材もきっちり入っています。食べてみると、お米はふんわりパラリ。ごはん粒の適度な油のコーティング感と、まんべんなく味が行き渡っている感じも過不足なし。まさに強力な火力で一気に炒め上げるチャーハン作りの基本をきっちり守っている、そんな実直な姿勢が伝わってくる一品でした。

 そして最後は餃子です。皮の底面の焼きはパリッとしていて、噛むと皮がもっちりしています。餡は肉より野菜多めで、しっとりジューシー。特に野菜の甘みが感じられて、とっても美味しいです。


セットの餃子は3個

 というわけで、「ミニ東秀セット」は、サイズはミニでも、味や満足度はかなりビッグなことがわかりました。もちろん、普通サイズで食べても美味しいと思いますが、筆者のようなダイエット中の人や、少食の人にはかなり嬉しいメニューだと思います。

 こうして初めての『れんげ食堂』は大満足という結果に。となれば、俄然ほかのメニューも気になります。そこで、翌日も行ってみることにしたんです。

野菜たっぷり中華丼は絶品!


「中華丼」(693円)

 再訪して注文したのは、野菜たっぷりの「中華丼」(693円)です。これにした理由は、前日に訪れた際に、学生さんの1人が食べていたのをチラ見して、ものすごく美味しそうだったから。

 ちなみに『れんげ食堂』では、丼ものや定食を注文する場合、ご飯大盛り(プラス70円)、少なめ(マイナス50円)という選択ができます。減量中の筆者にとって、“少なめ”が選択できるのが非常にありがたい。ちなみに中華丼をご飯少なめで注文すると638円です。


「中華丼」をご飯少なめでオーダー

 登場した中華丼は、白菜、ネギ、きくらげがたっぷり。メニューによると、この中華丼、1日の摂取すべき野菜の1/3がとれると書いてあります。また、豚肉やエビ、うずらの卵も入っていて実に具沢山!

 食べてみると、とろりとした醤油ベースの餡は、中華のお出汁と白菜の甘みも加わって、さっぱりしていながらも旨味たっぷり。卓上のお酢をちょっぴり回しかけたり、辛子をつけてみたりと味変も楽しく、ペロリと完食。そして、ご飯少なめでも満足度はかなり大きい! さすがです。

 というわけで、2日連続で『れんげ食堂』を訪れてみてわかったのは、リーズナブルな上にしっかり美味しいし、さらにヘルシーなカスタマイズもできるということ。ぜひ皆さんも『れんげ食堂』を見かけたら一度食べてみてください。美味しくてヘルシーな中華料理がたくさんありますよ。

(撮影・文◎土原亜子)

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