宮城県の郷土料理「はらこ飯」、いつから食べられていた?

2017年11月5日(日)7時25分 Jタウンネット

[OH!バンデスーミヤギテレビ]2017年10月23日放送の「宮城解体新書」のコーナーで、はらこ飯が紹介されました。


はらこ飯は、宮城県亘理町(わたりちょう)の荒浜が有名です。鮭の切り身の上に、鮭のはらこをのせた丼のことで、秋は一番脂がのっていて美味しいです。でも、いつから食べられていたのでしょうか?


江戸時代に政宗公に献上したのが始まり


亘理町立郷土資料館の職員によると、諸説ありますが、江戸時代に貞山堀の工事臨検で訪れた、伊達政宗公に荒浜漁民が鮭のはらこをご飯にのせ、献上したところ、政宗公がとても喜ばれ、側近に吹聴したのが始まりということでした。


ほかにも明治初期に書かれた豪商の日記にも、はらこ飯の記載があることから、江戸時代あたりにはすでに、身近な料理だったようです。


さらに、荒浜付近の気候も関係している可能性があるそうです。鮭は秋に獲れ、ほかの地域では冬に備えて保存食にするのが一般的ですが、荒浜は温暖な気候のため、保存食として備えなくてもよかったそうです。


はらこ飯は、家庭でつくる場合も多く、各家庭で独自のアレンジがあるそうです。それをウリにしたお店も数多くありますので、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか?(ライタ—:sakuranezumi)

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