もの凄い「わがままボディ」です 球磨川のアユはデカすぎて、最早「サバ」と呼ばれてるらしい

2023年11月15日(水)20時0分 Jタウンネット

2023年11月7日、X(ツイッター)に投稿された次のような写真が、いま話題となっている。

鮎の写真らしいが、ほっそりとしなやかなイメージとはかなり異なる。ギッチリみっちり。とても、ふくよかだ。写真には、こんなコメントが添えられていた。

「鮎は苔しか食べてないって、この体をみたら嘘ついているとしか思えません」
「苔だけでこんな我儘な体になるわけがない」

熊本県八代市坂本町にある「球磨川温泉 鶴之湯旅館」のXアカウント(@tsurunoyuryokan)によるこの投稿には4700件を超える「いいね」(9日夕時点)のほか、こんな声が寄せられていた。

「でかっ!」
「ふくよかで可愛らしい鮎ですね」
「わがままボデー」
「にしんかと思いましたw」
「尺アユですね」

こんなに大きな鮎、球磨川では珍しくないのだろうか? Jタウンネット記者は「球磨川温泉 鶴之湯旅館」に詳しい話を聞いてみた。

大きな鮎を、サバとよぶ!?

「球磨川温泉 鶴之湯旅館」は、1954(昭和29)年に建てられた木造3階建ての、レトロな旅館だ。2020年の豪雨災害で被災し、1階部分は柱以外のものがすべて流されてしまったため、集落約60軒の家屋から譲り受けた建具や木材を利用して再生。21年11月に営業を一部再開した。

球磨川のほとりに、球磨川が一望できる全面ガラス張りで、佇んでいる。

「球磨川には、鯖のような大きな鮎がいます」

Jタウンネット記者の取材にそう答えたのは、同旅館のオーナー・土山大典(つちやま・だいすけ)さんだった。

なんと1匹で400グラムを超える鮎もいるという。地元の漁師は大きな鮎の事を、『サバ』と呼んでいるんだとか。

球磨川は、熊本県南部の人吉盆地から、八代平野を経て、八代海に注ぐ一級河川。熊本県内最大の川であり、最上川・富士川と並ぶ日本三大急流の一つと言われている。

秋は鮎の産卵期で、子持ちの鮎が、八代海から球磨川に遡上してくるのだという。「鶴之湯旅館」では球磨川の天然鮎を提供している。

2024年1月から、嵩上げ工事のため、1年ほど休館予定。球磨川の鮎を味わいたい方は、なるべくお早めに。

(2023年11月17日10時50分編集部追記:記事初出時、オーナー・土山大典さんのお名前に誤りがありましたので訂正しました)

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