乗組員が忽然と姿を消した「幽霊飛行船L-8事件」とは? 80年経ても解明されない謎

2022年11月23日(水)17時0分 tocana


 1942年8月、アメリカにてある飛行船が姿を消し、数時間後に乗員全員が行方不明になった状態で再び姿を現すという事件が起こった。


 この飛行船はL-8というアメリカ海軍のLクラス飛行船で、カリフォルニア州サンフランシスコのトレジャー島を離陸したものの、すぐにファンストン基地付近の海上で消息を絶ってしまった。幸い数時間後に再び姿を現したのだが、飛行船はまるで誰も操縦していないかのように風に流されており、やがてサンフランシスコの南に墜落した。墜落現場を調査したところ、離陸時に乗っていた2人の乗組員が姿を消していたことが判明したのである。


 何らかのトラブルで乗組員が飛行船から脱出したのかとも思えたが、船内にはパラシュートや非常用ラフト等のすべてがそろっており、無線も問題なく機能していた。しかも、船体には損傷や事故があった形跡がなかったのである。


 結局、2人の乗組員の痕跡は何一つ発見されず、80年たった今でもこの事件は謎だらけの消失事件とされている。


参考:「Unexplained Mysteries」、ほか

tocana

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