お酒と肝臓の関係って?

2022年12月11日(日)20時30分 ココカラネクスト

 お酒を飲み過ぎると肝臓に悪いというのは何となく皆さんも知っているかと思います。

では、実際にお酒を飲み過ぎてしまうと肝臓にどのような影響を与えてしまうのでしょうか?

アルコールをとりすぎると、脂肪酸から中性脂肪が大量に合成されて肝臓の細胞に蓄積されるため、脂肪肝が起こりやすくなると言われています。

また、余分な中性脂肪はさらに血液中にも流れ込み、高脂血症や動脈硬化の原因ともなるそうです。

脂肪肝の状態をほうっておくと、アルコールが分解されるときに発生する毒性物質のアセトアルデヒドや活性酸素によって、次第に肝臓の細胞が壊され、「肝硬変」へ…

さらに放置していると「肝不全」や「肝がん」にもなりかねないと言われています。

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肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれています。

脂肪肝には自覚症状がほとんどないため、多くの人が見逃しがちに自覚症状が出てからでは遅く、肝臓病が進んでいる場合も・・

そのため、早期発見がとても重要です!

お酒を日常的に飲んでいる方は、症状がなくても定期的に血液検査を受けて肝機能数値を知っておくことが大切ですね。

アルコール性肝障害の初期段階では、禁酒やふだんの食事に気をつけるだけでも、肝臓を正常に戻すことができると言われています。

アルコールの摂取量が普段から多い方は、まずは休肝日をつくってみたり、普段飲んでるお酒の量を減らしてみる。

おつまみは低カロリーなものにするなど、少しずつ無理のない範囲で気を付けてみてはいかがでしょうか。

[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

ココカラネクスト

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