全ての働く人々の努力に光を。テクノロジーで「公平性」と「地方創生」への貢献を掲げる株式会社rexcornuの創業ストーリー
2024年4月26日(金)8時40分 PR TIMES STORY
時代と共に人々の働き方が変化してきています。リモートワークの浸透により、物価が安く自然豊かな郊外に移住し、東京の賃金水準で在宅勤務を行う人も出てきました。一方、地方在住の方の中には、東京の水準で働く機会があることを知らず、スキルに見合った就業機会を得られていない方もいます。物理的な距離のほか、社会的属性等による機会の不公平も多く存在します。
株式会社rexcornuはこうした不公平に向き合い、「公平性」のニュースタンダードを提供すべく活動するHR Tech企業です。今年で2期目を迎え、自社サービス「TechMatch」やシステムエンジニアによる技術提供を行うプロフェッショナルサービス事業を展開しています。
そんな私たちが中長期的に実現したいことの1つが「地方創生」です。なぜ公平性が地方創生に必要なのか、なぜ地方に貢献したいのか。その背景を紐解くべく、当社代表・上村健一郎に話を聞きました。
▲当社代表・上村健一郎
就労や所得など働くことの本質的な不公平を解消し、努力する人の公平性と可能性を築くために_私たちのミッション・ビジョン
「地元には、こんな条件の仕事はない」
実際に、私の友人が口にした言葉です。
AさんとBさんという、同じくらいの技術レベルを持ったシステムエンジニアがいるとします。Aさんは地方の地元で、Bさんは上京し東京で働いているとしましょう。同じ職種ですが、居住地によって仕事の内容や報酬が異なります。これに伴い、2人が受け取る賃金に差が生じることもある。
一見すると当たり前にも思えるこの状況は、本来、不公平ではないでしょうか。2人が同じくらいのパフォーマンスを出せるなら、同等の対価を得る権利があるはずです。物価の違いも、スキルを身につけた本人たちには関係のないことだと思います。
このような就業機会の不平等解消のためにより良い就業機会を望むエンジニアがいる一方で、2030年にはIT人材が最大で約80万人不足するとも言われており、将来エンジニアが足りなくて困る会社が多く出てくることが想定されます。また、このエンジニア不足による企業の機会損失の問題はすでに現時点でも起こっていることのように思えます。
私たちrexcornuは、必要とされるエンジニアとお客様をお繋ぎし、双方にとって正当な対価が届くようにしたい。本来あるべき「公平性」が、正しく努力する全ての人々にとって当たり前となる社会を創りたいと考えています。
この想いを込めて、当社のミッションは「人々の努力に光を当て新しいフェアネスを創る」としています。正しい努力に光を当て、フェアネス、つまり公平性に富んだ新しい市場を創出すること。当社がこれから先も変わらず掲げ続けていきたい、最重要ミッションです。
また、居住地に起因した地方のエンジニアたちが被る不公平さを取り除きたい。場所を問わずエンジニアの可能性を見出したり、教育を含め新しいエンジニアを輩出したりしていきたい。この想いから、「テクノロジーを介して人と仕事と地域の距離を縮める」をビジョンとしています。
▲当社のミッション・ビジョン
そのために、自分たちには何ができるか?を考え抜きながら、エンジニア個人だけでなく、社会問題の解決へも貢献していきたいと考えています。
地元・熊本の震災が生んだ喪失感と、地方創生への使命感
では、そんな私たちがなぜ「地方創生」を実現したいのか?ご説明にあたって、私のバックグラウンドをお話します。19歳からIT業界に飛び込み、業界歴は20年以上になりました。監視オペレーターから始まり、サーバーエンジニア、そしてシステムITコンサルティングを経てプロジェクトマネージャーなど、マネジメントの方向へ進んできました。
順調にキャリアを構築していき、前職の大手金融系システム会社で責任者のポジションを務めていましたが、そのポジションを手放してでも今の仕事をしたいと思ったのには、決定的なきっかけがあります。私の地元、熊本の震災です。
2016年4月14日、熊本地震が発生しました。震災後はすぐに帰省しましたが、自分の生まれ故郷が、当たり前だと思っていたあの光景が、一瞬にしてこんな風に変わるのか。実家や水前寺公園、そして熊本城などありとあらゆる場所が崩れ、日常を一気に失ってしまった。喪失感でいっぱいで、本当に胸が苦しくて、仕方がなかったのです。
自分はこのままでいいのか?東京で金融系の仕事をしていていいのか? 自問自答を重ねるうちに、地元の復興に貢献したいと強く想うようになりました。そして地方創生に関わるビジネスを、自らの手で生み出す決意を固めたのです。そして程なくして、当社前身企業である合同会社ビート・イットでの就業を開始しました。
▲当社秋葉原オフィスにて
■10年の歴史と生まれ変わり:自社サービスの開発・改組とシナジーの創出
rexcornuは前身企業が10年の実績を経て改組し、新たに生まれ変わった会社です。前身は創業時から、エンジニアリングによるアウトソーシングに強みを持った企業でした。
当初から大切にしているものの1つに“Total Win”という考え方があります。売り手・買い手・社会の三方よしの状態を指し、私たちの全ての行動や考え方の土台としてきました。Total Winの精神に則って、着実に事業を拡大させていくことができました。
アウトソーシング事業の実績が積み重なっていく一方で、地方創生への直接的な価値提供が行えていないことにジレンマを感じていたのも事実です。しかし実は、前身企業の経営陣は異なるバックグラウンドを持ちながら、みなどこかで地方創生によって社会貢献をしていきたいという想いを抱いていました。これこそが、私が前身企業での就業を開始した決め手の1つでもあったのです。
ところが地方の活性化へ向けてサービスを展開していこうとなると、そのための自社サービスを持っておらず、且つ地方創生への想いを発信し切れておりませんでした。そこで自社サービスのリリースと改組に踏み切り、地方創生企業としての歩みを本格的に始めることにしたのです。
▲全社ワークショップの様子
新たなサービスを開発したい一方で、既存のアウトソーシング事業に関しては前身企業で10年間の実績を持っておりました。そこで、既存事業から派生させたDXプロダクトの自社開発も行い、そのうちの1つである「TechMatch」は2023年4月に晴れてサービスインを迎えることができました。「最適なエンジニアが短リードタイムで集まるサービス」として、エンジニア調達をご希望の企業様へご提供しています。
▲TechMatchサービス説明
TechMatchは独自のマッチングロジックと専任のリレーションシップマネージャーによる手動サポートにより、調達にかかる時間・人的リソース・コストを削減し、アサインまでの日数を短縮するサービスです。前身の企業内で使用していた営業ツールが土台になっているため、リリース時点ですでに10年かけてまとめあげたノウハウを、凝縮した形でご提供することができました。
併行して、地方在住の方が東京の仕事に就けるためのプロジェクトが現在進行中です。具体的には、2025年度入社の専門学校生を対象に、私の地元・熊本県での新卒採用を開始しました。同時に育成プログラムも設計し、経験・学歴・居住地などに関係なく、エンジニアの活躍の幅を広げられるよう取り組んでいます。
▲当社秋葉原オフィスにて
改組を経た2期目となる現在では、東北から九州と、広い地域から集まったメンバーが仲間に加わってくれています。
▲出身地アンケート結果
地方への貢献と聞くと、その地域へ行っての支援を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。一方で当社は現状、本社を東京に構え、テクノロジーを介することで地方創生へ寄与する道を選んでいます。実績ある既存事業と新規プロジェクトとの間に強力なシナジーを生み出すことが、地方創生へもまた大きな相乗効果を生むと考えています。
地方エンジニアの採用・教育機会の提供、その後のステップとして場所を問わない形でお客様への技術力貢献、という働き方モデルの確立に取り組むことで、東京の水準で就業できるエンジニアを増やすことができる。就業機会の不公平さを払拭し、「地方創生企業」として、ビジョンの実現に向けて活動しています。
■変動をし続ける社会の中で公平性を生み出し続け、IT人材不足解消実現へ
▲当社メンバー
私たちのミッション・ビジョンは、場所やセグメントを限定していません。最終的には地域・性別・年齢そして学歴等の社会的属性を問わず、全世界の人々へ時代に合わせた新しい価値を提供し続けていきたい。どこへでも公平に繋がれる状態づくりを、自社サービスの開発と、東京と熊本を繋ぐことからスタートしました。
常に変動し続ける社会情勢や技術革新の中で、当社のミッションやIT人材不足解消を実現することは容易に叶うものではありません。けれど、いつの時代もTotal Winを貫くことを意識すれば、おのずとやるべきことは見えてくるはずです。私たちは今目の前にある当たり前に問いを投げかけながら、公平性の新しい形を創り出していきます。
(関連リンク)
・TechMatch
・株式会社rexcornu 採用ページ
https://www.rexcornu.com/career
事業拡大につき積極採用中です。当社のミッション・ビジョンに共感いただける方、テクノロジーを介した地方創生にご興味のある方からのご応募を、心よりお待ちしております。
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