【最新版】繊維・アパレル業界の年収ランキング ユニクロは3位「1等級上がると年収100万円くらい上がる」
2018年9月14日(金)17時16分 キャリコネニュース
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は9月7日、「繊維・アパレル業界の働きやすい企業ランキング」を発表した。
本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーが投稿した情報をもとに、繊維・アパレル業界に属する平均年収が高い繊維・アパレルサービス業界に属する企業をまとめた。【参照元:キャリコネ】
旭化成「能力給は個人の実績が大きく反映され、この部分で頑張りが評価されている」

1位:旭化成(平均年収686万円)
〜5年連続ベースアップ。2018年は月2400円の賃金改善〜
マテリアル、住宅、ヘルスケア領域などで事業を展開している「旭化成」。2018年3月期では通期売上高2兆円を超え、全事業で好調だ。春季労使交渉(春闘)では、2018年も含め5年連続ベア実施。ユーザーからは、
「給与制度はシステム化され不公平感の少ないものとなっている。基本給と能力給に分かれており、能力給に関しては個人の実績が大きく反映され、この部分で頑張りが評価されていきます」(研究開発/40代後半男性/年収420万円)
といった声も。
2位:東レ(平均年収597万円)
〜炭素繊維で世界シェア圧倒的No.1〜
医薬、電子情報材料なども手がける素材メーカーで、繊維業界最大手の「東レ」。オランダ企業を同社の過去最高額で買収するなど積極的にM&Aを行い、大幅売上高アップを目指している。東レも2018年の春闘では1900円の賃上げ。学部卒程度の場合、初任給は22万300円(2017年4月実績)。
「仕事はキツイがそのぶん報酬はあるので、やりがいはあります。福利厚生も大企業でしっかりとしているため、不満はない」(代理店営業/30代前半男性/年収600万円)
という口コミもあり、充実した福利厚生制度も高い評価を得ているようだ。
3位:ファーストリテイリング(平均年収536万円)
〜年2回+決算賞与で利益は社員に還元。実力主義の給与体系〜
中核ブランドである「ユニクロ」のほか、「ジーユー」など複数の兄弟ブランドを展開しており、海外事業が好調な「ファーストリテイリング」。転勤のある社員の初任給は21万円。実力主義を謳っており、グローバル企業として高報酬を目指していくことを明言している。口コミでは、
「同業他社に比べると高いほうだと思います。1等級上がると年収100万円くらい上がります」(経理/30代後半男性/年収700万円)
といった声が寄せられた。
青山商事「社宅を給料に換算すると100万円近く補助してもらっている計算に」
4位:三陽商会(平均年収434万円)
〜契約社員の正社員化制度など待遇改善に注力〜
1943年に設立され、レインコート専業から総合アパレル企業に成長した歴史がある「三陽商会」。自社ブランドに加え、さまざまな海外ブランドとライセンス契約を結んで事業を展開し、販路開拓やEC商材拡充などを推進。自社商品購入の際の補助を手厚くする、1年以上勤務している契約社員を正社員化する制度を導入するなど、待遇改善を行っている。
「同業他社に比して高いほうだと思います。同期入社でも、業務内容によって大きな差が出ます」(経営企画/30代後半男性/年収730万円)
といった投稿も。
5位:青山商事(平均年収400万円)
〜紳士服業界1位。ノルマなしで目標達成により月ごとのボーナスも〜
「洋服の青山」などを展開し、紳士服専門店業界最大手の「青山商事」。総合リペアサービス等の拡大にも力を入れている。大卒・院卒の総合職の初任給は22万1720円(希望エリア外勤務の場合)。販売で個人目標・店舗目標を達成した場合はそれぞれ月ごとにボーナス(精励金)を支給。
「残業代と売上精励とボーナスが大半を占める。社宅があるので、それを給料に換算すると100万円近く補助してもらっている計算になる」(販売促進/30代前半男性/年収550万円)
などの声が寄せられた。
6位:アダストリア(平均年収368万円)
「給与については、アパレルのなかではとても良いほうだと思う。特にボーナスはしっかり出ていたと思う。人事考課があり、それに応じて変動もあるが上司や店長会議でのすり合わせで評価が決まる」(ショップスタッフ/20代前半女性/年収350万円)
7位:オンワード樫山(平均年収338万円)
「上を見ていると結構もらっている。課長になれば、1000万円程度だろうか」(代理店営業/20代前半男性/年収200万円)
8位:パル(平均年収333万円)
「個人やお店の売上予算達成額に応じて毎月の給料にプラスされたり、ボーナスにプラスされたりするのでやりがいは感じました」(ショップスタッフ/20代前半男性/年収300万円)
9位:ユナイテッドアローズ(平均年収307万円)
「一日の勤務時間は長く感じますが、休日数が多いため、月給は妥当だと感じます」(ショップスタッフ/20代前半女性/年収350万円)
10位:ストライプインターナショナル(平均年収303万円)
「基本給は最終学歴ごとに異なり、大卒の場合は19万5000円でした。毎月手取りが18万円前後でした。給与は他社と比べても大卒入社の平均くらいは貰えると思います。賞与は、基本は給料の1か月分でした。店舗配属の場合、お店の売上と自己評価のシートの2つで判断されます(※2013年度に関する投稿)」(ショップスタッフ/20代前半女性/年収220万円)
関連記事(外部サイト)
注目されているトピックス
-
なぜか職場がダメになる「管理職に向いていない人」の意外な特徴・ワースト3
ビジネス環境や働き方が大きく変化する中、働く現場では「人と組織」をめぐる課題が複雑化している。近年では、個人の学習・変化を促す「人材開発」とともに、「組織開発」…
5月4日(日)6時45分 ダイヤモンドオンライン
-
50代は夫婦関係を見直すラストチャンス…和田秀樹「『妻は稼ぎがないから』と思い込む男性を待ち受ける罠」
いくつになっても健康に生きるにはどうすればいいか。医師の和田秀樹さんは「自分のためにお金を使って楽しんでいる人のほうが要介護になりにくい傾向がある。自分の欲望に…
5月4日(日)7時15分 プレジデント社
-
「60億円儲かる裏ワザ」のレポート
統計学の解説書ながら42万部超えの異例のロングセラーとなっている『統計学が最強の学問である』。そのメッセージと知見の重要性は、統計学に支えられるAIが広く使われ…
5月4日(日)7時35分 ダイヤモンドオンライン
-
「大人になってからの友達って、どう作るの?」人気精神科医の答えが深すぎた
YouTubeチャンネル「精神科医がこころの病気を解説するCh」で、メンタルの病気について発信し続けている、早稲田メンタルクリニック院長の益田裕介医師。本記事で…
5月4日(日)6時50分 ダイヤモンドオンライン
-
日本各地でやりたい放題…海外から押し寄せる「迷惑系インフルエンサー」が起こした"もう一つの観光公害"
日本を訪れる外国人観光客が増えている。2024年には約3687万人で過去最高を更新。オーバーツーリズムやマナー違反の問題だけでなく、迷惑行為を繰り返す外国人イン…
5月4日(日)9時15分 プレジデント社
-
NHK大河「べらぼう」はこの大転落をどう描くのか…政権トップの座から地位も財産も愛息も失う田沼意次の失意
江戸時代後期の老中、田沼意次とはどんな人物だったのか。歴史評論家の香原斗志さんは「斬新な経済政策を矢継ぎ早に打ち出す有能な人物だったが、10代将軍家治が亡くなっ…
5月4日(日)9時15分 プレジデント社
-
「大人になったら学歴は関係ない」は本当か。学歴はキャリアにどのような影響を与えるのか
「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本…
5月4日(日)6時35分 ダイヤモンドオンライン
-
【理系男子の株式投資】10年後、後悔しない「お金の思考法」
大学時代からアニメや声優が好きな“典型的なモテないオタクの理系男子”が、入社した会社でボーナスを貯めた300万円を元手に株式投資をスタート。元手300万円を2年…
5月4日(日)7時40分 ダイヤモンドオンライン