「夫が“できたて”の料理しか食べない。冷凍ご飯もダメ」と嘆くフルタイム共働き妻に励ましの声相次ぐ
2019年9月14日(土)9時0分 キャリコネニュース
ヤフー知恵袋に9月初め、「もう主人の食事、準備しなくていいですか?」という相談があった。相談者は結婚12年目、共働きで小学生の子どもが2人いる女性。夫は食事に対するこだわりが強く、おでんとカレー以外は「炊きたて・できたて」の料理しか食べてくれないそう。「作り置き・冷凍保存のご飯・手作り弁当」も食べないという。
妻は管理職のフルタイムで働いており、食費は外食もランチ代も含めて妻が負担。夜勤や出張もする。だからこそ、家族が揃う日はちゃんとした食事をしたいと頑張っているそうだ。
しかし、料理をほとんどすることが無い夫から、毎回「肉がちょっと固い」「魚がパサパサ」「ちょっと油が多い」「冷えてる」「しょっぱい」などの文句やダメ出しをされるという。本人は「アドバイス」だと思っているそうで、かなりやっかいだ。(文:okei)
「俺は悪いことはしていない、間違ったことは言ってない」と強気の夫しかも、常に妻が出した料理を不信感たっぷりな表情で、毒味をするように食べ始める。彼にとって妻がクックパッドを参考にした料理は「普通」ではなく、母が作っていた煮魚や肉じゃが、ひじきの煮物、ハンバーグなどが「普通」なのだ。妻は「それらが簡単にできると思っている」と憤っている。
仕事終わりには子どもにご飯を食べさせ、習い事の送迎などに忙殺される中、夫の帰宅時間に合わせて調理しなくてはならないため、たびたび不満を訴えるものの、夫は
「俺は悪いことはしていない、間違ったことは言ってない、誰にでも聞いてみろ、みんなそう言うに違いない」
と強気だ。相談者は我慢の限界で、
「主人の言う通り、男性は皆そうなんですか?それが当たり前ですか?」
「もう主人の食事作りたくないんですけど、わがままでしょうか?」
と問いかけている。
この相談には、多くの回答者から
「作らなくていいです。そんなにお母さんの料理が好きで食べたいなら実家に帰っちまえ」
「同じ男から見ても嫌いなタイプの男ですわ。(中略)男はこんな人間ばかりじゃありません」
など、夫に対する批判が相次いだ。
夫の好みに合わせるなら専業主婦でもなければ無理で、「私が仕事を辞めれば家計の負担はあなたひとりが負うことになる」と言うように助言する人も。いまどき専業主婦だって作りおきくらいするし、「夫1人の都合に合わせて生活できません」と説く人もいて、筆者も同感だ。
しかし専業主婦であろうとなかろうと、せっかく神経を使って出来立てを出しているのに、文句ばかり言われればやる気が無くなるのも無理はない。
夫は、頑張っている妻を認めるだけで良かったのかもしれない他方、「どうして12年も我慢したの?」「もっとちゃんと、旦那さんを躾けるべきだったのではないでしょうか」など、甘やかしてきた妻側にも問題があるというお説教も。確かにそれしか出さなければ、やむを得ず食べたのかもしれない。とはいえ、妻が頑張り過ぎたことがいけないと言われては気の毒だ。
内閣府によると、共働きが専業主婦の世帯数を上回ったのは1996年。以来共働きは増え続け、2017年は1188世帯、専業主婦世帯が641世帯となり、いまや完全に共働きが多数派となっている。地域の助け合いも希薄になった今、冷凍保存や作り置きは当たり前だ。冷蔵庫が普及していない昭和初期でもあるまいし、夫が共感を得ることは難しいだろう。
なお、相談者は多くの励ましに対して、「『十分頑張っていますよ』の言葉で、怒りに震える私も思わず涙が出てしまいました」としている。この夫は、頑張っている妻を認めるだけで良かったのかもしれない。
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