中小企業約400社と女性社員の声を基に生まれた「4WCollege(フォーダブカレッジ)」誕生の裏側。SDGsにも掲げられる、働く環境と働きがいを実現するために。

2023年11月29日(水)10時37分 PR TIMES STORY

私たち、大阪府大阪市の御堂筋税理士法人(代表:才木正之)は、関西圏を中心に中小企業の経営を支援するパートナーとして、SDGs&ESGの普及促進活動に積極的に取り組んでいます。その一環として、「4WCollege(フォーダブカレッジ)」を2021年から2025年の大阪・関西万博(日本国際博覧会)まで全て無料で開催し、SDGsの目標である「No.5 ジェンダー平等を実現しよう」、「No.8 働きがいも経済成長も」に貢献してまいります。

1.「4WCollege(フォーダブカレッジ)」の4Wとは

「Of the Women、By the Women、For the Women、With the society」(女性たちの、女性たちによる、女性のために、社会とともに)こちらの4つのWを使い、名称といたしました。

中小企業においては“働く環境づくりの必要性”と、女性社員においては“働きがい”を求めるニーズがあり、「4WCollege(フォーダブカレッジ)」では、中小企業には働く環境と働きがいを実現する必要性をイベントを通じてお伝えし、自身らしい働き方を求める女性たちには、「リスキリング」による学びの機会とキャリア自律に繋がるマインド醸成を行っています。

昨年卒業したメンバーには、就職倍率が100倍超えの企業に転職が決まった50代女性や、親の事業を引継ぎ事業承継した女性、将来不安で職場を辞めたいと思った女性が新しいプロジェクトを任され現在イキイキと働く等、自分の中にある価値を再認識して現在新たなステージで活躍しており、今期は10名が新たに挑戦しています。

2.プロジェクトの背景と動機

  •  関西圏における25〜44歳の女性の就業率は、大阪府、兵庫県、奈良県を含む1府2県でワースト5に入り、低水準となっています
  • 女性の正規雇用率はL字カーブで低下し、M字カーブでは女性の就業率が増加しており、これが男女間の賃金格差であるペイギャップにつながっています

厚生労働省の令和2年3月卒業者に関する新規学卒就職者の離職状況によると:

  • 新規高卒就職者のうち、就職後3年以内の離職率は37.0%
  • 新規大卒就職者のうち、同期間の離職率は32.3%
  • 企業の事業所規模別では、従業員5人未満の企業が最も高い離職率を示し、56.3%となっています。これは、従業員数が少ないほど離職が高まる傾向を示しています

これらの背景から、私たちは「4WCollege(フォーダブカレッジ)」プロジェクトを立ち上げました。関西圏における女性のキャリア形成をサポートし、リスキリングを通じて円滑な労働移動を促進し、これらの課題に対処する一環として活動しています。

才木正之のスト—リー

御堂筋税理士法人は、働く環境を整えるなかで多様な属性の方々がスキルを活かし、キャリアを分断することなく会社に貢献してくれています。その中で、現在4人の子育てをしながら活躍している社員(小笠原知世)をはじめ、多くの女性が活躍し、企業が成長していることを実感しています。

当法人は、SDGsに積極的に取り組む企業として女性の活躍推進に力を入れており、その一環として、株式会社マーレ(代表:永里真由美)による職場環境のインタビューを受けました。その中で、結婚、出産、育児、介護などの理由で一度キャリアから離れた女性が再び社会で活躍することが、現代の日本社会においていかに難しいかを知りました。

一方で、我々が会計事務所として支援している優良中小企業の経営者は、大手と違い採用時のブランド力に欠けることがあります。職場としてとても働きやすい環境にも関わらず、人材の採用に困っている会社が多い、ということを日々感じていました。

そこで、この課題に対処すべく、再就職を希望する女性たちの不安や疑問を解消し、積極的に様々な企業に目を向けてもらうことが、 双方にとってとても価値のあるチャレンジになるのではないか、と考えるようになりました。

今期は3回目となりますが、最初は不安を抱え自分に自信がないと言っていた受講生が修了式の時には自分の成長した姿に喜び、感動を抑えきれず涙ぐむ方や、新たな可能性を見つけ次のステージに向かい力強く未来を語る女性の姿を見て、改めてこのプロジェクトの意義を感じています。

小笠原知世のストーリー

3人目の出産を機に役員に就任し、女性活躍推進事業や4WCollegeの担当を務める一方で、3期中に4人目の子供を出産しました。

子育てと仕事を両立するのは大変ではありますが、自身のキャリアが継続できる背景には、職場や家庭環境など、様々な要因があって継続できていることを実感しています。

両親が税理士・経営コンサルタントと学校教諭の両親のもとに生まれ、学生時代から講師経験を積み、大手専門学校の最年少講師デビューした当時から、学びの重要性と人を育成することにとても関心がありました。

そこで、経営者の方々には「働く環境づくり」の必要性を、キャリア自律を願う女性には「キャリアを継続するためには学びのアップデートが必要」という事を、4WCollegeを通してお伝えしています。

コロナ期間中に発足した4WCollegeは今年で3年目を迎えますが、世界環境も大きく変わり、その間企業様が抱えている問題も変化しています。新たにチャレンジしたいと願う女性には、自分が求める働き方と企業が求る人材像のベクトルを合わせ、持続的に働くための支援を行いたいと考えています。

3.「咲洲プレ万博公式プログラム」として実施いたしました。   

「4WCollege」は、2023年9月9日に開催されたカレッジを含むシリーズの一環として、「咲洲プレ万博公式プログラム」として実施いたしました。このプログラムは、咲洲プレ万博実行委員会(構成:アジア太平洋トレードセンター株式会社、公益財団法人大阪産業局ほか)との共催で展開されました。プレ万博との協力を通じて地域社会における企業と女性の働き方に関するポジティブな変化に繋げます。

4.<SDGsへの取り組み> SDGs5番・8番推進宣言

私たちは、2025年の関西大阪万博まで、毎年「4WCollege」を開催し、リアルおよびオンライン参加者を年間200名以上目指し、関西圏における女性の就労率低下とペイギャップの解消という社会課題に真剣に取り組みます。

これらの社会課題を解決するには、女性のキャリア形成において、リスキリングを通して円滑な労働移動を促すことが重要と考えます。「4WCollege」が築く好循環は、日本社会が抱える多くの課題に対して貢献し、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に繋がります。

5. 関西・大阪万博までのスケジュール

6. 4WCollege イベント、カレッジの様子と動画


 ★2022年度のイベント&カレッジの動画 https://tinyurl.com/yllytwru

7、2023年度のスケジュール

SDGsの中でジェンダー平等や働き方ということが、社会課題としても唱えられています。そこに向かうためには、現状の仕組みを変えていくとともに、女性側の不安をひとつずつ、ひとりずつ、開放していくことが大切ではないでしょうか。

この4Wcollegeは、一度キャリアを離れてもまた自信をもって働くという選択肢を、 ひとりでも多くの方にもってもらいたいと、強く想い、立ち上げたプロジェクトです。

<会社概要>

会社 :御堂筋税理士法人

所在地:〒541-0042 大阪市中央区今橋4-1-1 淀屋橋三井ビル(odona)4F

代表社員: 才木正之 (さいきまさゆき)

設立1991年6月


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