「ぼた餅が動いてる」「こんなにおいしそうな名前と見た目の生物がいるとは」 有明海最強の珍奇生物に「ンマァァァァァァ!!! カワイイネェェェェェェェ!!!!!」と大興奮の声

2024年5月16日(木)21時0分 ねとらぼ

希少な生き物

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 やながわ有明海水族館の前館長が“有明海最強の珍奇生物”に出会った様子がX(Twitter)に投稿され、「カワイイネェェ!!」と話題に。不思議な生物の写真と動画は合わせて45万件表示を超えています(記事執筆時点)。
●やながわ有明海水族館の前館長が希少な生き物に遭遇
 こちらの写真を投稿したのは佐賀大学農学部の学生であり、「やながわ有明海水族館」(福岡県柳川市)の前館長である亀井裕介さん。亀井さんは生き物、特に淡水と汽水の生き物が好きで、Xには出会った生き物たちの写真などを投稿しています。
 そんな亀井さんはとある日、「カワイイネェェ!!」という喜びの声とともに1枚の写真を投稿しました。
●もっちりフォルムの不思議な生き物
 投稿された写真を見てみると手のひらに丸くてもっちりした、まるでお餅のような質感の生き物が乗っています。
 泥でできたお餅に2本の触覚が生えたように見える、不思議なフォルムの生き物は大きい方が「ヤベガワモチ」で小さい方が「センベイアワモチ」。どちらもドロアワモチ科に分類される殻をもたない巻貝の仲間で、ヤベガワモチは有明海と八代海のみ、センベイアワモチは本州と九州の一部のみに生息しています。
 どちらも生息地が限られていますが、特にヤベガワモチは生息範囲が狭く見つけることが難しい希少種。コンクリート護岸などの開発で身を隠す場所が失われると生息が困難になると考えられていて、環境省のレッドリストでは絶滅の危機にひんしている種である「絶滅危惧I類(CR+EN)」に分類されています。
 長崎県では特に保護を図る必要のある希少な野生動植物の捕獲・採取を「長崎県未来につながる環境を守り育てる条例」によって禁止しています。幸運にもその姿を見かけたら、少し観察してから元いた場所に戻してあげるとよさそうです。
 もっちりフォルムがかわいいヤベガワモチとセンベイアワモチには、「もにもにむにむにしてそう!」「カワイイネェェェェェェェ!!!!!!!」といった声が寄せられています。
 亀井さんはX(Twitter/@kame___suke)に、生き物に関するポストを投稿中。佐賀新聞では佐賀の水生生物を紹介する「サガそう水辺の生き物」を連載しています。
【2024年5月18日追記】記事内の希少種に関しての記載に誤りがあったため、本文を一部修正しました
画像提供:亀井 裕介(@kame___suke)さん

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